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美容室、ネイルサロン、大好きな宝塚を2年封印 青木瀬令奈の“4勝目”への決意がスゴイ

<Tポイント×ENEOS ゴルフトーナメント 2日目◇18日◇鹿児島高牧CC(鹿児島県)◇6419ヤード・パー72>開幕戦の「ダイキンオーキッドレディス」で9位タイ、2戦目の「明治安田生命レディス」で18位タイ。2015年に初シードを獲得した30歳の青木瀬令奈が、シーズン開幕から2戦連続トップ20入りで滑り出したのは初めてだ。それでも「準備をしてきただけに、もうちょっとイケた思うんです」と悔しがる。オフの間の取り組みはとても充実していた。

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このオフは瞬発系のトレーニングを積んで、スイングの安定感を強化しただけでなくドライバーで10ヤード以上の飛距離アップに成功。また開催コースのグリーンの芝質やストロークのクセに合わせてパターを替えることも行っており、試合ごとに違うパターを使用している。今週は一昨年以来のセンターシャフトを投入すると、「パターがハマっています」と2日間ボギーなし。この日は、4バーディで「68」を記録し、トータル9アンダー、首位と4打差の2位タイで最終日を迎える。昨年の「資生堂レディスオープン」以来の通算4勝目がかかるが、今年は“4勝目”に向けて強い決意で臨んでいる。昨年の最終戦が終わった2日後にはトレーニングを開始。オフはまとまった休みは取らずに定期的に汗を流してきた。また、2021年の5月以降、美容室やネイルサロンに行かず、髪が伸びたら自分で切り、爪もナチュラルなままだ。大好きな宝塚歌劇団の鑑賞も自粛してゴルフに集中している。「美容室とか行くために使う時間を、どうやったら勝てるかを考える時間にあてたいんです。あとは自分にとって苦しい選択をし続けた方が、成績につながるタイプだって気づけたので。やり続けた結果がゴルフにもいいですし」。“苦しい選択”をした昨季は、キャリアハイの平均ストローク71.4916をマークして、年間ランキングは11位、賞金ランキングは16位と最高のシーズンを送った。昨年は通算3勝目も挙げたが「まだまだやれる」と思って“苦しい選択”を続け、4勝目に向かって邁進している。今季は「メルセデル・ランキングで10位以内」に入ることを一つの目標にしているが、「トップ3に入るぐらいのつもりでやらないと難しいと思います」と高い志を持っている。4勝目を挙げてやりたいことがある。宝塚歌劇団の“推しキャスト”が7月頃にトップデビューを果たすという。「7月までに4勝目を挙げて、宝塚は見に行きたいですね」。美容室やネイルサロンにも行きたいが、まずは宝塚に照準を合わせる。「久しぶりの優勝争いになるので、今やるべきことをしっかりやって迎えたい」。

<ゴルフ情報ALBA Net>