「今度、東京でオンラインサロンの『割り勘メシ』をやるので取材に来ませんか」。横田真一のキャディ兼YouTubeチャンネル『横田真一チャンネル』の編集と声を担当する福城遊さんからのお誘い。面白そうだと思い、28日に行われたオフ会に潜入した。
11月にオンラインサロンを立ち上げた横田。ゴルフ界ではすでに片山晋呉や堀川未来夢もYouTubeと並行して始めているオンラインサロンとは、毎月決まった会費を支払うと、限定グッズが手に入ったり、レッスンが受けられたり、イベントに優先的に参加できたりする『ファンクラブ』のようなもの。
今回の東京オフ会は事前に告知して朝6時30分に申し込みを開始すると、即座に枠が埋まる人気ぶり。すでに三宮と鹿児島県のいぶすきでは『割り勘メシ』を開いており、東京は3回目となる。面白いのは、参加者も横田自身も割り勘でご飯を食べてしゃべる“だけ”というところ。自分の食事代以上に払うことも、気を遣う必要もない。お酒を飲まない人が「割り勘だとちょっと損だよね」というところも、普通の飲み会とまったく一緒なのだ。
運良く参加チケットをゲットした5人のオンラインサロンの会員たちは、横田のファンということを除けば、年齢も職業もゴルフの腕前もバラバラ。年齢の幅は20代後半から60歳前後までで、ゴルフの平均スコアが「76」という27歳もいれば、2カ月前に初めて100を切った48歳もいる。会員同士は完全に初対面なのだが、横田の話にずっと耳を傾けるわけでもなく、隣同士で盛り上がったりもしているのだ。
それぞれの自己紹介のコーナーもあり、会員の1人が八王子に住んでいることを知ると、「僕も前に住んでいたんですよ」と横田が乗っかり地元トークに花が咲く。また、YouTubeの裏話や、なぜ「ジョニー」という愛称がツアーに定着したかといった普段は聞けない話も。
さらには、「今後オンラインサロンで何をやってほしいですか?」と意見を聞くと、「コンペをやりたい」、「お揃いのウェアを作りたい」、「ツアーをみんなで歩きたい」、「自分のアイアンがかぶってないか見てもらいたい」と、それぞれが自由に提案。横田も含めて全員が同じ目線で『旅行の計画』を立てるかのようにワイワイと盛り上がる。本当にあっという間の3時間に、「来て良かったです」、「また開催してください」、「二次会に行きたくてたまらないです」と参加者たちは名残惜しそうだった。
このときは東京ということもあって、横田がプロデュースした麻生十番にある『KOTATSU(コタツ)ワインとジビエのレストラン』で開催されたが、地方で行うときは、参加者全員がチャットでつながって幹事を募り、名乗り出た会員がお店の予約をする。縛りは何もない。
福城さんは「参加型のオンラインサロンにしたい。横田真一にかまいたい人、絡みたい人の集まりですね。僕ら2人が全部をやるのは難しいので、各地域に支部長を作って権限を持たせたい」と考えている。この『割り勘メシ』、10人、20人と参加者が増えれば、なかなか横田とからめない人もいるだろうが、5人だとちょうどいい。テーブルの端から「横田プロ、横田プロ、聞いてください」と話しかけることもできた。
年末の忘年会の季節ということもあり、メンバーたちは本当に二次会へ。横田は「ファンの方とフェイス・トゥ・フェイスで会えるのは本当に楽しみで、僕自身もエンジョイしました。これから二次会に行きます」と、ウキウキとタクシーに乗り込んだ。
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