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賞金王争いは最終章 8位以内で戴冠の比嘉一貴は「2億円突破を目指して」 2位の星野陸也は「1パーセントでも可能性があるなら」

<カシオワールドオープン 事前情報◇23日◇Kochi黒潮カントリークラブ(高知県)◇7335ヤード・パー72>

国内男子ツアーは残すところあと2試合。賞金王争いも佳境を迎えている。先週の「ダンロップフェニックス」で今季4勝目を挙げた比嘉一貴は、賞金ランキング2位の星野陸也に約7425万円をつけており、星野の結果に関係なく、今週単独8位以内で賞金王戴冠が決まる。

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先週はドライバーショットに不安を抱えての優勝だったが、「ドライバーはよくなった感じがあります。状態がいいので勝ちたいという思いがある」と上り調子。今大会は3回出場して2018年の31位タイが最高と相性がいいとはいえない。例年はシーズン終盤で「体力的に尽きていたというか、どこか痛めていることが多かった」という。「今年は体の問題もないですし、調子も維持できているという点では、(コースに)いいイメージはないですが、チャンスはあるかなと思っています」と例年と違う状態でコース入りできている。

狙うのは賞金王のタイトルだけではない。「(獲得賞金)2億円を目標にがんばりたい。あと1勝。世界ランキング的にもマスターズもまだ諦められない」。ジャンボ尾崎、伊澤利光、松山英樹、池田勇太に次ぐ年間獲得賞金2億円の突破を狙う。また、最新の世界ランキングは現在69位。年末時点で50位以内に入れば海外メジャー「マスターズ」の出場権を獲得できるので、残り2戦も手綱を緩めるつもりはない。

一方、大差を追いかける星野陸也は2連勝が絶対条件。「かなり難しい状況だと思っています。でも、チャンスが1パーセントでもあるなら…。どっちみち目指すのは優勝ですし、その先に奇跡の大逆転はあるかもしれません。まずはしっかり予選を通過して優勝争いできる位置で最終日を迎えられるように」と、普段の試合どおり優勝を目指す。

今大会は2017年に8位タイに入っているが「めちゃくちゃいい成績があるわけではない」と話す。「グリーンの傾斜が強くパッティングが入っていないイメージ。あとは風の読みですね。もったいないボギーで流れを止める印象があるので、流れを止めずにバーディを続けていくところが大事かなと思います」。4戦前の「HEIWA・PGM選手権」で優勝、2戦前の「三井住友VISA太平洋マスターズ」でプレーオフ負けの2位を経験。「そのときにいいショットのイメージを出していけたら」と逆転を信じて4日間戦う。

<ゴルフ情報ALBA.Net>