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元タイガーのキャディ、“スティービー”が復帰! アダム・スコットとメジャー勝利を目指す

スティービーこと、スティーブ・ウイリアムス(ニュージーランド)がキャディ復帰する。

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アダム・スコット(オーストラリア)が参戦する母国オーストラリアでの2大会、今週開幕する「オーストラリアPGA選手権」(11月24〜27日・ロイヤルクイーンランドGC・メルボルン)、次週のISPSハンダ・オーストラリアオープン(キングストンヒース&ビクトリアGC・メルボルン)でまずはコンビ復活、2023年も現在スコットのレギュラーキャディを務めるグレッグ・ハーモンとともにバッグを担ぐという。

「僕にとってスティーブとのタッグはとてもエキサイティングなもの。もしかしたらまた“魔法”が発見できるかもしれない」とスコットは米ゴルフダイジェスト誌のインタビューに応えた。

スコットとスティービーが組んだのは2011年のこと。それまでタイガーと12年間ともに戦いメジャー13勝を挙げたスティービーだったが、タイガーが膝の手術で戦線離脱、その間にスコットとペアを組んだことでタイガーとの別離に至った。

スコットとスティービーは11〜17年までともに戦い、2013年4月、初のオーストラリア人としてマスターズを制した戦いは多くの人の記憶に残っている。そして2014年には世界ランキング1位にも就いた。その後スティービーはキャディ業から撤退、母国ニュージーランドで趣味のカーレースに興じるリタイア生活を送っていた。

42歳となったスコットは「僕の目標はメジャーで勝つこと」と掲げた。

「スティービーとはメジャーで良い戦いができた。マスターズで勝つことができた。大きな大会で力を発揮するにはバランスが重要」

マスターズ勝利に加え、2013年の全米プロ選手権(オークヒルCC)で5位、2014年の全米オープン(ロイヤルリバプール)で5位、来年5月の全米プロ選手権は同じオークヒルCC、7月の全英オープンもロイヤルリバプールでの開催となる。

「アダムのマスターズ勝利は最高の出来事だった」とスティービー、「数年キャディから離れているから新鮮な気持ちでバッグを担げる」とコメント。ベストコンビの復活で42歳はメジャー2勝目を目指す。(文・武川玲子=米国在住)

<ゴルフ情報ALBA.Net>