<NOBUTA GROUP マスターズGC レディース 最終日◇23日◇マスターズゴルフ倶楽部(兵庫県)>
最終日、川崎春花は河本結とともに首位タイでスタート。その河本に加え、大幅に伸ばしてきた佐藤心結との激しい競り合いが展開。記憶に残る激戦を制したのは、ルーキーの川崎だった。優勝スコアはトータル15アンダー。19歳175日であげた2勝目は、日本人選手で4番目に若い勝利だった。
川崎が抜け出したのは15番パー5。「前半は緊張を感じていなかったんですが、15番でスコアボードを見て緊張してきました。それがよかったのかもしれません」と、攻めのスイッチ。34ヤードの3打目のアプローチを58度のウェッジで50センチにつけ、値千金のバーディを奪った。
今大会の好調要因には「パター」を挙げた。最近調子を落としていたが「手元を下げて構えるクセがあり、そのせいで遠目に立ってしまい手打ちになる傾向があるんです。動画を撮ってチェックして気がついて修正をしました。指4本分近くに立つようにしました」と、自身で修正できたことに成長を実感していた。
「初優勝のときと2勝目ではぜんぜん違います。初優勝はまさかの展開で、今回はスタート前から意識しての優勝。今回は“勝てた”という実感があります」と川崎も振り返る。その使用ギアは、初優勝を挙げた9月の日本女子プロ選手権からヘッドの変更はなし。ただ5番、6番と入れているユーティリティのシャフトを、シンカグラファイトの『LOOP HY70S』に挿し替え臨んだ。下記のようにヘッドもシャフトも複数メーカーの混成セットというのが特徴だが、その部分もこれまでと変わりはない。
【川崎春花の優勝クラブセッティング】
1W:テーラーメイド SIMグローレ(10.5°イミドアンドサンズ プロトタイプ)
3W:テーラーメイド SIMグローレ(15°USTマミヤATTAS MB-FW55S)
7W:テーラーメイド SIMグローレ(21°USTマミヤATTAS MB-FW65S)
5、6UT:テーラーメイド SIMグローレ(23,26°シンカグラファイトLOOP HY70S)
6I〜PW:ミズノ Mizuno Pro 719(シンカグラファイト LEXIA IL7LT)
SW:キャロウェイJAWS RAW(48,52,58°N.S.PRO850GH neo)
PT:オデッセイ TOULON SAN DIEGO
BALL:ブリヂストンゴルフ TOUR B X
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