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3年ぶりの美酒はお預け… 河本結は「喜びと悔しさが入り混じっている」

<NOBUTA GROUP マスターズGC レディース 最終日◇23日◇マスターズゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6585ヤード・パー72>

3年ぶりとなる2勝目はおあずけとなった。首位タイから出た河本結はトータル14アンダーまで伸ばしたものの優勝には1打届かず。佐藤心結と並ぶ2位タイで4日間を終えた。

出だしの1番で同じく首位タイから出た川崎春花がボギーを叩くなか、自身はバーディを奪う格好の展開。だが、次の2番で今度は逆のバーディボギーで再び同スコアに。その後も一進一退の攻防が続く。だが、13番でボギーを叩いてしまい一歩後退すると、その後は攻めるも追いつけず。決めればプレーオフという18番の12メートルのバーディパットはショートして届かず、2つ目のカップは手から落ちた。

終わった直後の気持ちとして「素直に多くのギャラリーさんの前でプレーできた喜び、幸せと勝ち切れなかった悔しさが入り混じっている感じですね」と表現した河本。

楽しさを存分に感じた18ホールだった。「楽しかったですね、そういう興奮だったり、すごい集中していたので。今日息絶えてもいいぐらい頑張ろうと思っていたので、それぐらい集中していました」。怖さもなかった。「そんなのも全くなかったですし、目の前の1打と春ちゃんと一騎打ちだったので、それが楽しかった」と勝負を満喫した。

だからこそ、1打届かなかったことが胸につかえる。「悔いはないですけど、悔しいなっていう感じです」。最後のパッティングがなお悔しい。「絶対勝つぞと。最後まで貫き通したんですけど、心とやっていることが一体化していなくて、自分の成長するべき部分かなと。勝ちたいのにパッティングでショートしたところですよね」と唇をかんだ。

悔しい一日となったが、この2位でメルセデス・ランキングは50位に浮上。シード復帰へ、圏内へと浮上した。それでも目指すは優勝者とランキング上位者しか出場できない最終戦。「リコーが決まってないので、今週頑張っていたんですけど…。まだ頑張ります」。出場者が限られるスポンサー大会出場に向けても、惜敗に下を向いているわけにはいかない。

<ゴルフ情報ALBA.Net>