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初めてのプロツアー2週連続出場 注目アマ・馬場咲希「納得できないショットを減らしたい」

<NOBUTA GROUP マスターズGC レディース 事前情報◇19日◇マスターズゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6585ヤード・パー72>

前週の「富士通レディース」に出場したアマチュア選手の中で、ただひとり決勝ラウンドに進出した馬場咲希(代々木高2年)。ベストアマは受賞したものの、最終日最終ホールで東急セブンハンドレッドCの名物である深いガードバンカーにつかまり、ダブルボギーフィニッシュだった。結果、トータル2アンダー・49位タイまでスコアを落とした。その悔しさを今週は「マスターズGCレディース」にぶつける。

8月に「全米女子アマチュア選手権」で優勝を遂げて以来、一躍時の人となり大きな注目を集めた馬場。今週は初めてプロツアーに2週連続出場するとあって、さらに注目度が上がっている。千葉から兵庫までの長い移動の疲れや、注目されることによるメンタル面での疲れはないのだろうか。

「プロの試合に2週連続で出場するのは初めてですが、どんな感じで自分の力を出せるのか楽しみです。富士通レディースが終わって自宅に帰り今週の用意をしたら、その日の夜10時半に家を出ました。父の運転で兵庫には月曜日の昼頃に着きました。父も途中で寝たりしたと思うのですが、私はずっと寝ていたので疲れはないです」と、笑顔で話す。

火曜日に練習ラウンドを行い、プロアマ戦が行われたこの日はドライビングレンジやパッティンググリーンで調整を行った。富士通レディース終了時点では「ショットの調子がよくない。そのあたりを調整したい」といっていたが、「練習する前より不安はなくなりました。アドレスがズレて左を向いてしまうクセがあるので、そこには気をつけたいと思います。富士通レディースでは最終日にピンを攻めたけど、外してしまっていました。スコアのことを考えるより、そういった自分が納得できないショットを減らしていきたいです」と、自分のゴルフをしっかりと見つめていた。

そして「パッティングのラインを薄めに読んでしまう傾向があるので、そこも調整します。厚く読むというか、入るラインをしっかりイメージする感じです」とグリーン上でのポイントを挙げて、「まずは予選通過を目指して、富士通レディースのときの悔しさを晴らしたいです」と続けた。

悔しい思いをした富士通レディースだったが、収穫もあった。優勝した古江彩佳や吉田優利とのラウンドでは、バーディを獲るときの気持ちの違いを強く感じたという。明日はこれまで以上に強い気持ちをつくって、スタートホールに立つに違いない。(文・河合昌浩)

<ゴルフ情報ALBA.Net>