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森田遥、難コース攻略のカギは“バンカーOK”のマネジメント

<日本女子オープンゴルフ選手権 初日◇29日◇紫カントリークラブ すみれコース(千葉県)◇6839ヤード・パー72>

バーディ5つにボギーなし。アンダースコアが8人という難セッティングのなか、森田遥が唯一のボギーフリーで単独首位発進を決めた。

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80mm以上にセッティングされた深いラフに多くの選手が苦しみ、森田のフェアウェイキープ率も9/14と「そこそこ」。それでも「フェアウェイを外したときにラフではなくフェアウェイバンカーだったり。ラフから打つことがあまりなかったことが流れを切らさなかった要因だと思います」と、バンカーは許容範囲という“ゆるめ”のマネジメントがぴったりとハマった。

もちろんピンチの場面もあったが、得意のショートゲームでしのいで難なくパー。「あともうひとつバーディが欲しいというときに2メートルを外したけど…」とツアー屈指のパッティング巧者は悔やんだが、こつこつとパーを積み重ね、「そこそこの距離」のパッティングを決めきった。

先週の東北決戦は左股関節痛により欠場。いまのところ体調には問題ないが、「連戦のなかでのゲーム感が取れちゃうと、リセットするのに時間がかかることがいままであったから気を付けないと」と、より慎重にプレーに励んだ。

13年から2年間、JGAのナショナルチームに所属していた森田。「JGAさんにずっとお世話になっているので思い入れのある大会です」と、女子ゴルファーNo.1を決めるナショナルオープンに特別な思いがある。

3週前に行われたもうひとつの日本タイトル「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」では、最終日を2位で迎えたものの「71」とスコアを伸ばしきれずメジャー制覇を逃した。「まだまだ3日間ある。タフなセッティングになっているので、攻めと守りをうまく切り替えながらプレーしていきたいです」と2日目以降を見据えた。(文・笠井あかり)

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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