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馬場咲希は全米女子アマの“先輩”からアドバイス 「状況に惑わされないように」

<日本女子オープンゴルフ選手権 事前情報◇28日◇紫カントリークラブ すみれコース(千葉県)◇6839ヤード・パー72>

いまからさかのぼること37年前。当時高校2年生だった服部道子が、日本勢として初めて「全米女子アマ」制覇を成し遂げた。そして今年、同じく高校2年生の17歳・馬場咲希(代々木高2年)が全米女子アマを制し、一躍注目を浴びて“時の人”となった。

日本女子ゴルファーNo.1を決める伝統ある戦いに、馬場はその肩書を背負って臨むわけだが、開幕前日に“先輩”である服部と対面して話をすることができたという。どんなことを話したのだろうか―。

まず最初に会話が弾んだのが、それぞれの優勝について。「37年前に服部さんが勝ったときの気持ちと、わたしが勝ったときの気持ちや、違うところとかを話しました。『私は無我夢中でゴルフをしていたけれど咲希ちゃんは違うように見えた』とおっしゃっていただいて。そう考えると、夢中でやっていたけれど、その状況を楽しめていたので良かったかな」と、素直に喜んだ。

そしてこんな言葉も…。

「全米女子アマに優勝したあと、服部さんもわたしと同じような状況に、注目されたと話されていました。でも『いままでと変わらないように。その状況に惑わされないようにしよう』とお話いただきました。わたしも“楽しもう”と考えて、そこは変えないようにと思っています」

17歳で全米女子アマを制したのち22歳でプロテストに合格。その後日本女子オープン2勝を含む通算18勝を遂げて女子ツアーを引っ張ってきた服部。そんな偉大なる先輩が、自らの経験を顧みて、最大限のアドバイスを送った。

馬場の今大会の目標は「4日間戦い抜くこと」。脚光を浴びる17歳にはローアマ獲得というよりも、畑岡奈紗を超える史上最年少アマチュア優勝を期待する声も上がっている。ギャラリーからかけられる期待と声援は大きいが、初めての国内メジャーで、まずは夢中になって大舞台でのプレーを楽しんでいく。

<ゴルフ情報ALBA.Net>