9月23日は、日本ツアー通算3勝を挙げている崔虎星(チェ・ホソン 韓国)の誕生日。1973年生まれで、きょうで49歳。「フィッシャーマン・スイング」と呼ばれる、右足を高く蹴り上げ、踊るようなフィニッシュをとる特徴的なスイングと、派手なアクションで注目を集め、“トラさん”の愛称で親しまれている。
韓国の水産高校卒業後に地元の水産加工工場に就職したが、20歳のときだった。マグロの解体作業中に右手親指の一部を切り落とす事故にあった。その後、ゴルフ場に勤務したことをきっかけに25歳で初めてクラブを握った。独学で猛練習を行い、プロテストに合格。01年にアジア下部ツアーで賞金王を獲得し、レギュラーツアーでは08年に初優勝を挙げた努力の人だ。
13年「インドネシアPGA選手権」での優勝を機に、日本ツアーに参戦。14年以降は目立った成績を残せていなかったが、18年の「カシオワールドオープン」で5年ぶりの優勝を果たし、19年「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP」でツアー3勝目を挙げた。
コロナ禍中の20、21年は韓国でプレー。今季8月の「長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップゴルフトーナメント」で、2年半ぶりに日本ツアーに復帰。上位進出とはならなかったものの、予選を突破し40位タイで4日間を終えている。
変則的なスイングは、ゴルフを始めたのが遅く体が硬かったことから、どうやったらインパクトで最大限パワーを伝えられるかを試行錯誤した結果だという。18年に5年ぶりの優勝を飾った際には、その変則スイングがSNSで拡散され大きな話題になった。翌19年には「AT&Tペブルビーチプロアマ」に招待され、米PGAツアーデビューを果たしている。
<ゴルフ情報ALBA.Net>
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