<日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯 最終日◇11日◇城陽カントリー倶楽部(京都府)◇6555ヤード・パー72>
国内最強女子プロゴルファー決定戦は、最終日に1イーグル・6バーディの「64」をマークした川崎春花の鮮烈な逆転優勝で幕を閉じた。19歳133日は大会最年少記録で、高校を卒業したばかりの新星が、地元の京都でその名を全国に知らしめた。
勝負のサンデーバックナインに入って、4連続を含む計6バーディ。最終ホールも距離のある微妙な下りのパットをカップの真ん中から沈めるなど、ハーフ12パット、計24パットをオデッセイ『トゥーロン サンディエゴ』で面白いように決め続けた。
それだけでなく、4日間のドライビングディスタンスは「247.625ヤード」で全体6位。距離の出やすい計測ホール12番では、最終日に298ヤードを記録するなど、よどみないスイングから繰り出される飛ばしも魅力で、ドライバーからUTまでテーラーメイド『SIMグローレ』でそろえている。
解説の森口祐子が「どんなクラブセッティング?」とキャディさんに聞いた際も「私が説明します」と自ら解説したエピソードを明かしていたが、そのヘッドは下記のように日米4メーカーの混成セット。ウッドはテーラーメイド、アイアンはミズノ、ウェッジとパターはキャロウェイ、ボールはブリヂストンを使用する。
また、その使用シャフトも4メーカーからなる複雑な混成セット。ドライバーシャフトにイミドアンドサンズのプロトタイプを入れているが、こちらはジュニア時代から使う特注品。アイアンもシンカグラファイトと、目利きの工房でしか手に入らない複数メーカーのシャフトを組み合わせて好結果に繋げていた。
【川崎春花の優勝クラブセッティング】
1W:テーラーメイド SIMグローレ(10.5°イミドアンドサンズ プロトタイプ)
3W:テーラーメイド SIMグローレ(15°USTマミヤATTAS MB-FW55S)
7W:テーラーメイド SIMグローレ(21°USTマミヤATTAS MB-FW65S)
5、6UT:テーラーメイド SIMグローレ(23,26°USTマミヤATTAS MB-HY65S)
6I〜PW:ミズノ Mizuno Pro 719(シンカグラファイト LEXIA IL7LT)
SW:キャロウェイJAWS RAW(48,52,58°N.S.PRO850GH neo)
PT:オデッセイ TOULON SAN DIEGO
BALL:ブリヂストンゴルフ TOUR B X
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