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シーズン最終戦に向けて松山英樹は勢いをつけられるか 副賞のホイールローダは誰の手に?【今週の主要大会】

米国男子ツアーは1800万ドル(約24億円)のボーナスをかけた、プレーオフシリーズ2戦目が開幕。国内女子ツアーでは、副賞にも注目が集まる。

■米国男子「BMW選手権」(18〜21日、米デラウェア州・ウィルミントンCC、賞金総額1150万ドル=約15億4300万円)

最終戦優勝者に1800万ドル(約24億円)のボーナスが付与されるプレーオフシリーズの第2戦目。第1戦からフィールドはさらに狭まり、フェデックスカップ・ポイントランキング上位70人しか出場できず、より強力なフィールドとなっている。

昨年大会はパトリック・キャントレー(米国)がブライソン・デシャンボー(米国)との6ホールに渡るプレーオフを制して優勝。“年間王者”のタイトル獲得へ勢いをつけた。

首痛によりプレーオフ第1戦を欠場した松山英樹は、今大会に出場予定。体調も心配されるが、すでに当確している9年連続出場となる最終戦に向けて、弾みをつけたいところ。今季全英オープン覇者で、LIVゴルフ移籍も噂されているキャメロン・スミス(オーストラリア)は股関節の違和感で欠場を発表している。

プレーオフは試合ごとに出場人数が絞られていく形式。最終戦の「ツアー選手権」には上位30名しか出場することができない。

■国内女子ツアー「CAT Ladies2022」(19日〜21日、 神奈川県・大箱根カントリークラブ、賞金総額6000万円)

神奈川県の箱根を舞台に、今年で25回目を迎える歴史ある大会が行われる。

建設機械大手のキャタピラーが主催していることもあり、優勝副賞はキャタピラー製の小型建設機械。昨年は小祝さくらが4打差を逆転して制し、ミニ油圧ショベルを獲得。使い道を聞かれると「これでコンビニに行こうかな」という小祝節がさく裂し、話題を集めた。今年の副賞はミニホイールローダが準備されているが、優勝者からはどんなコメントが飛び出すのか。

小祝はディフェンディングとして迎えた先週大会は、あえなく予選落ち。「ショットを修正して来週頑張りたいです」と、今度こそと自身初の連覇に臨む。全英に出場していた選手らも、今大会から国内ツアーに復帰。西郷真央と西村優菜は4戦ぶり、藤田さいきと山下美夢有は3戦ぶりに参戦する。

■国内男子「長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップ」(18〜21日、北海道・ザ・ノースカントリーゴルフクラブ、賞金総額1億2000万円)

1週間のオープンウィークを挟み、青木功が設計したザ・ノースカントリーゴルフクラブを舞台に開催される。

昨年覇者で、今季すでに2勝を挙げて賞金ランキング1位につけている比嘉一貴や、14年と19年覇者の石川遼、海外転戦をしていた金谷拓実、2週連続Vをねらう堀川未来夢らがエントリー。「LIVゴルフ」に参戦していた谷原秀人は、4戦ぶりに国内ツアーに出場する。

米ツアー3勝の丸山茂樹の長男・丸山奨王(ショーン)にとっては、今大会がプロとしてのツアーデビュー戦。過去にはアマチュアとして18年、19年大会に2度出場し、どちらも予選落ちを喫しているが、まずは予選通過に挑む。またアマチュア世界ランキング1位の中島啓太(日体大)も出場する。

■欧州男子「D+D レアル・チェコマスターズ」(18〜21日、チェコ・アルバトロスゴルフリゾート、賞金総額175万ユーロ=約2億3800万円)

唯一チェコで行われる今大会は、8回目を迎える。昨年大会はヨハネス・バーマン(米国)がトータル15アンダーでうれしいツアー初優勝を遂げた。

なお、今大会に日本勢は出場しない。

<ゴルフ情報ALBA.Net>