今年の二大ブランドとして注目されてきたテーラーメイドの『ステルス』とキャロウェイの『ローグST』。ドライバーでは発売当初こそ『ステルス』が驚異的な売り上げを記録したが、4月以降は人気が逆転して『ローグST MAX』が1位になることの方が多い。
一方、アイアンは『ステルス』の1位が長く続いており、『ローグST MAX』は5位前後で推移している。なぜ、アイアンでは『ステルス』の人気が継続して高いのか? PGAツアースーパーストア入間店の宮原伸悟さんに話を聞いた。
「やっぱり『ステルス』のアイアンは見た目以上に飛距離性能が高い。形状もデザインもシャープなんですけど、一般のアマチュアゴルファーでも7番アイアンで160、170ヤードが簡単に飛ばせます。そんな試打結果を見て購入する人も多いです」
―『ローグST』のアイアンは?
「決して評判が悪いわけではありません。『ローグST MAX』はヘッドサイズも大きくて、アイアンが苦手な人からも人気があります。『ローグST PRO』も小顔で中級者以上のゴルファーから評価されています。ただし、今の日本人ゴルファーは『ステルス』や『i525』のようにシャープな形状でやさしく飛ぶアイアンを好む傾向があります。今回の『ローグST』のアイアン4モデルだと、その“ど真ん中”のモデルがなかったのかなと思います」
かつてはウッドカンパニーとも言われたテーラーメイドだが、最近は『P790』も人気があり、最新のランキングでは10位に入っている。アイアン全体の評価が高くなってきているようだ。
■アイアン売り上げランキングトップ3
1位 テーラーメイド ステルス
2位 ピン i525
3位 ダンロップ ゼクシオ 12 レディス
※データ提供/矢野経済研究所
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