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未発表モデルのニューアイアンを即時投入 阿部未悠が「66」でジャンプアップ

<楽天スーパーレディース 2日目◇29日◇東急グランドオークゴルフクラブ(兵庫県)◇6616ヤード・パー72>

今季からツアーに本格参戦している阿部未悠が、ボギーなしの6バーディをマーク。トータル8アンダーと大きくスコアを伸ばした。決勝ラウンド進出を確実なものとして、優勝争いも視野に入れている。

「パー5で4つともバーディが獲れたのと、7番からの3連続バーディ、特に9番のチップインバーディで流れに乗れました。もしも9番がパーだったら、後半伸ばすことができなかったと思います」と、振り返った。

今季はQT23位の成績で前半戦に出場。開幕戦から3戦連続で予選落ちを喫するなど序盤を苦しんだが、5月の「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」の最終日に「67」をマークし、「これまでやってきたことが間違っていないと再確認した」という。それがこの日の「66」というスコアにつながった。

「66」は阿部のベストスコアタイ記録。「このところショットとパッティングがかみ合ってきたというのもありますが、先週からドライバーを新しいものに替え、今週からはアイアンも新調しました。それが好結果に結びついたのだと思います。ドライバーは飛距離が伸びて、アイアンは抜けがよくなりました」と、クラブのおかげがあったことも明かした。

ドライバーはフルカーボンボディで約40グラムの余剰重量を生み出した、ブリヂストン『B3 SD』のロフト角9.5度を投入。未発表モデルのアイアンは今大会の練習ラウンドで試打をし、試合での使用を即決したという。キャディバッグを覗いて確認をすると、ブリヂストン『222 CB+』の刻印があった。ツアーでの試打が始まっているということは、間もなくクラブスペックの詳細がメーカーから発表されると予想される。

前半戦で得た自信に大きな武器が加わった。残り2日間では「今日と同じ攻めるゴルフができたらいいなと思います」と、アグレッシブにツアー初優勝を狙う。(文・河合昌浩)

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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