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きょう7月6日は、ツアー通算2勝の堀奈津佳30歳の誕生日。2015年にシード権を喪失してから長く苦しんでいるが、今季は3月の「明治安田生命レディス」で、トーナメントでは7年ぶりとなる60台のスコアをマークした。

徳島県徳島市出身。小学校4年生のときに父の勧めで3歳年下の妹・琴音とともにゴルフをはじめた。中学2年から江連忠氏に師事し、2009年からはJGAナショナルチームのメンバーに選ばれた。11年のプロテストに一発合格し、翌12年は下部のステップ・アップ・ツアーで2勝を挙げる。

13年3月の「アクサレディス」でレギュラーツアー初優勝。同年6月の「アース・モンダミンカップ」では、2位に8打差をつける通算21アンダーでツアー2勝目。史上初めて4日間60台をマークし、「ツアーをけん引する新星」と称された。

だが、その後は苦しい時間が続いている。14年は賞金ランキング44位でシードを確保したものの、15年は30試合に出場して60台のラウンドはわずか1回。23試合で予選落ちを喫しシード権を喪失。16〜21年までは推薦出場となった39試合で、予選通過はわずか2試合。予選通過することがニュースになるほどだった。

それでも前を見続けている。今季初戦となった「明治安田生命レディス」の第2ラウンドで、トーナメントでは7年ぶりとなる60台のスコアをマークすると、6月の「ニチレイレディス」では初日に「68」で5位発進。最終順位は23位タイだったが「少しずつ、飛んで曲がらないスイングが戻ってきた」と手応えをつかんだよう。そもそも低迷した原因は少しのミスも「許せなかった」完璧主義な一面。不調を乗り越え、ツアー初優勝を飾った妹・琴音の影響も大きく、姉妹揃っての活躍が見られる日は近いかもしれない。

<ゴルフ情報ALBA.Net>