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「7Uが活躍してくれた」 アイアン3本体制の青木瀬令奈、8Iを抜いたことも!?【勝者のギア】

<資生堂レディスオープン 最終日◇3日◇戸塚カントリー倶楽部(神奈川県)◇6570ヤード・パー72>

1打差の単独トップからスタートした青木瀬令奈が最終日に6バーディ・3ボギーの「69」をマーク。トーナメントレコードを2打更新するトータル14アンダーまで伸ばし、今季初優勝、ツアー通算3勝目を果たした。

勝利のカギになったクラブは「パターが勝負どころ、ロングパットが入ってくれたので、そのおかげのバーディ数、スコアだと思う」。バッグにアイアンは8I、9I、PWの3本のみで、ウッド系が8本にもなるが、今年はそのウッドの調子が良かったわけではないとも。

「今年に関してはUT、FWの精度がいま一つだと感じていて。ショートホールのバーディ数が低いので、何とかしなくてはと思っていたくらい。なので今週に限ってはUT、FWがちゃんとパーオンしてくれたり、そこでバーディを獲ることも出来たので、調整がうまくいったなという感じです」(青木)

セッティングのこだわりを問われ、下記のように話した。

「ユーティリティの6番が2本入っているうちの1本が30.5度で7番の役割ですけど、そこが今日もいいショットを何個か打てた。150ヤード近辺より上がどうしても残るので、そっちの層を厚くして。私の飛距離だと3番ウッドまでがピンを狙うクラブなので、操作がしやすいというか自分の感覚で打てるものを選んだ結果がいまのセッティングという感じです」

サポートするダンロップのツアー担当者は「ニチレイレディスで一日だけついに8番アイアンを抜いて8U(ロフト36度)を入れましたが、さすがに安定するのはアイアンでした」。また、8番が『ZX5』で9、PWが『ZX7』と小祝さくららと同様にコンボにする理由は「ZX5の方が上がりやすい」ため。

今季からドライバーのシャフトをフジクラの『ベンタスレッド』の5Rに変更しており、長さも短くした。コーチ兼キャディの大西翔太氏は「長さの規定ができたので、確実に引っかからないように46インチから45.5インチにしました」と話すが、昨季の217.97ヤードから222.63ヤードへ伸ばすことに成功している。

【青木瀬令奈の優勝クラブセッティング】

1W:ダンロップ ゼクシオ エックス(9.5度/VENTUS RED 5R、45.5インチ)

3W:ダンロップ スリクソン Z F85(15度/ATTAS COOL 6R)

5,7,9W:ダンロップ ゼクシオ 12(18,20,23度/ATTAS COOL 6R)

5,6U:ダンロップ スリクソン Z H65(25,28度/ATTAS MB-HY65R)

7U:ダンロップ スリクソン ZX(30.5度/ATTAS MB-HY65R)

8I:ダンロップ スリクソン ZX5(N.S.PRO 750GH R)

9I,PW:ダンロップ スリクソン ZX7(N.S.PRO 750GH R)

52,58度:グラインドスタジオ プロトタイプ(N.S.PRO 850GH R)

PT:オデッセイ トリプルトラック テン

BALL:ダンロップ スリクソン Z-STAR XV

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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