このエントリーをはてなブックマークに追加

かつて月曜プレーオフで敗戦 ダニエル・バーガーが7年越しの地元Vへ奪首「自分のベッドで寝てる感じ」

<ザ・ホンダ・クラシック 2日目◇25日◇PGAナショナル R&S チャンピオンC(フロリダ州)◇7125ヤード・パー70>

先週までの西海岸から東海岸へと場所を移した米男子ツアーで、地元フロリダ州出身のダニエル・バーガー(米国)が単独トップの座を奪った。比較的穏やかな天候の午前にスタートすると、2日連続となる「65」を記録。2位に3打差のトータル10アンダーまで伸ばし、昨年2月の「AT&Tペブルビーチ・プロアマ」以来となるツアー5勝目に一歩近づいた。

「どの試合でも勝ちたいけど、ここで勝てたら特にうれしいよ」。地元大会なのはもちろんだが、それに引けを取らないほど期する思いがある。ここはまだ未勝利だった2015年に、2位と惜敗した場所。その時は荒天の影響で月曜日まで大会がもつれこみ、最後はパドレイグ・ハリントン(アイルランド)とのプレーオフで敗れた。今週も家族や友人が足を運ぶが、「そんなことに気を取られている場合ではない。とてもチャレンジングなコースだし、一打一打ガマンしていかないと」と、コースではプレーに集中するのみ。

この日は10番からラウンドを開始。12番パー4ではティショット、そして2打目とバンカーを渡り歩きながらもパーをセーブした。すると続く13番を皮切りに、計6個のバーディをゲット。ボギーもパー3の15番での1つにとどめ、2位からリーダーボードの最上位に躍り出た。

プレー中は表情を引き締めるが、「自分の家のテーブルに座れるというのは、とてもいいもの。普段はホテルで過ごすことが多いから」と、コースを離れると恩恵を感じる。食事に関しては「彼女の料理のほうが、間違いなくおいしいけどね。とても料理上手だから」と冗談めかしたが、プライベートタイムでのリラックスが、一番よかった点に挙げた「忍耐力」にもつながっている。

「大好きなコースでプレーできるのは幸せ。自分のベッドで寝ているような感じだよ」という言葉を聞いても、そのアドバンテージは大きいように感じられる。トップで折り返すことができたが、「順位は考えないようしている。ただ明日に備えて準備をするだけ。グリーンは硬く、速くなり、これまでよりも難しくなるだろうから」と、改めて気を引き締め直した。

<ゴルフ情報ALBA.Net>

【関連記事】