3月3日から開催される「ダイキンオーキッドレディス」で、いよいよ2022年日本女子ツアーが開幕する。選手たちはスイングの最終調整に勤しんでいる頃だが、毎日続く過密な練習スケジュールの合間を縫って大好きな釣りを楽しみ、メンタルのリフレッシュをしていた葭葉ルミを直撃した。
「釣りは本格的にやるようになって6年目です。趣味として息抜きで始めましたが、自然の中で何も考えずにいられるところがいいですね。ゴルフとの共通点は、道具を使って遠くに飛ばすところ。狙ったところに飛ばすところはアプローチと似てますね。あと、うまくいかないところも、ゴルフと一緒(笑)。普段はバス釣りをやっていますが、今日は初めてトラウト(マスやサケ)に挑戦です」
さすがクラブを毎日のように握っているプロゴルファー。竿を振る姿もプロ釣り師のようだったが、本業のスイングの仕上がり具合はどうなのだろう?
「順調に仕上がってきています。昨シーズンからイメージを変え、クラブを替え、スイングも変わってきています。今シーズンは原点に戻り、自分の持ち味を生かしていきます。それは飛距離。ヘッドスピード50m/s目指して頑張っています」
日本女子プロゴルフ協会がドライビングディスタンスの記録をとるようになった17年、葭葉のドライバー平均飛距離は260.76ヤードで1位だった。18年も258.29ヤードで1位。そして19年は253.67ヤードで2位。20-21年は250.03ヤードで8位と、少しずつ飛距離を落としていた。今シーズン、葭葉のテーマは飛距離を取り戻すこと。原点回帰、ドライビング女王の復活だ。
「試合に出ていると体は変わるし、スイングも変わってきます。ルールだって変わる。46インチ規制のルールに対応しながら、ヘッドを加速させてスイングのパワーが確実に伝わるようなクラブが選べてきています。クラブの調整がスイングにしっかりマッチすれば、勝てる状態になってきています」
葭葉が初優勝を遂げたのは16年「ニッポンハムレディス」だった。それから今年で6年目。奇しくも釣りのキャリアと同じである。この日は釣り上げることができなかった大物トラウトだが、本業の準備は万端だ。今シーズンこそでかい優勝カップを両手で掲げて見せてくれるに違いない。(取材・文/河合昌浩)
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