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大会2勝の底力! アダム・スコットが2イーグルで4カ月ぶりトップ10

<ジェネシス招待 ◇最終日20日◇リビエラ・カントリークラブ(カリフォルニア州)◇7322ヤード・パー71>

2勝を誇るリビエラは、やはり相性がいいようだ。3日目に「71」と停滞し、首位と10打差がついたアダム・スコット(オーストラリア)。最終日は「66」をマークして、首位と5打差のトータル14アンダー・4位タイに食い込んだ。

「序盤、バーディをとり続ければ優勝のチャンスもある」と、1番からイーグルを奪うロケットスタート。前半をボギーフリーの1イーグル・2バーディで回ってチャンスを伺っていたが、後半でつまずいた。

10番でティショットを大きく曲げてボギーを叩くと、16番までで2バーディ・3ボギーと出入りの激しい展開。優勝争いからは離れていったが、最後の最後で意地を見せた。17番パー5で、「4番アイアンでいいショットが打てた」と2オン。10メートル以上を1パットでねじ込み、この日2つめのイーグルを奪取。「66」で、トゥデイ5アンダーまで引き戻した。

「いいフィニッシュだった。今回は勝てなかったが、それほど気分は悪くない。コースに出ると気持ちが上向きになる。私にとって、ここはそういう場所」と振り返る。最初に大会制覇を果たしたのは2005年、荒天の影響で36ホールに短縮となり、公式のツアー勝利数にはカウントされない優勝となったが、20年に再びリビエラでカップを掲げ、それが直近の優勝になっている。

今年1月に中東で行われた欧州ツアー2試合では、連続トップ10入りを果たしていたが、米ツアーでトップ10に入るのは昨年10月の「ザ・CJカップ」(5位タイ)以来だった。「もう少し練習をして悪いショットがなくなれば、すぐに勝てるようになる」。優勝には届かなかったが、思い出の地は、勝利への確信を持たせてくれた。

<ゴルフ情報ALBA.Net>