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キャメロン・ヤング、今季2度目の2位にも 「リビエラCCで2位、不満はない!」

<ジェネシス招待 最終日◇20日◇リビエラ・カントリークラブ(カリフォルニア州)◇7322ヤード・パー71>

2打差を追いかけた最終18番パー4。イーグルを狙ったというキャメロン・ヤング(米国)の2打目は、ピン手前13メートルとカップをとらえることはできなかった。「2打目のアイアンショットが入らなかった。あの時点で僕の勝利はないと諦めた」と24歳は振り返る。

トップを行くホアキン・ニーマン(チリ)に3打差でスタートした最終日。1番パー5でバーディを奪い、2打差に縮めた。しかしその後は勢いに乗れず、8番、10番でボギー。優勝争いから脱落したかと思われた。

それでも15番パー4でチャンスが蘇った。ティショットを右バンカーに入れて、フェアウェイにレイアップとピンチが訪れたが、残り53ヤードの第3打がカップイン。これでバーディを奪うと、残り3ホールで再びニーマンに2打差に迫った。

「あの瞬間、まだ行けると思った。まだまだ何が起こるか分からない」

しかし16番パー3でバンカーに入れてボギーを叩くと、17番パー5は1.2メートルにつけバーディを獲り戻したが、最後は2打及ばなかった。今季ツアールーキーのヤングは、昨年10月のサンダーソンファームズ選手権に続く2度目の2位。「勝利には届かなかったがリビエラCCで2位、不満はないよ」と前向きに捉えた。

この2位でフェデックスカップポイントは17位に浮上し、次週は「ホンダクラシック」に出場する。開催コースのPGAナショナル・リゾート&スパ(フロリダ州)は2013年に、15歳で「ポロジュニア・クラシック」を制したコース。ニューヨーク州出身のヤングだが、現在はタイガー・ウッズら多くのツアープレーヤーが暮らすフロリダ州ジュピターに拠点を構え、次戦は地元開催となる。

「しばらくあのコースはプレーしていないがとても好きなコース。今はショットもパットもすごく調子がいいから期待している。家に戻れるのもとても楽しみだ」と笑みが溢れた。(文・武川玲子=米国在住)

<ゴルフ情報ALBA.Net>