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怒とうの攻めは一歩届かずも…冴えた小技 コリン・モリカワが世界10傑で最上位

<ジェネシス招待 最終日◇20日◇リビエラ・カントリークラブ(カリフォルニア州)◇7322ヤード・パー71>

2022年初めて世界ランキングのトップ10が集結した今大会。その最上位はトータル17アンダーで2位タイに入ったコリン・モリカワ(米国)だった。

3日目を終えて5位。首位とは8打も離れていたが、「9番以内にいたらチャンスだと思っていた」と前向きに考えていた。それでも、この日の猛チャージは「本当に何が起きるか分からないよね」と自身も驚きだった。

最終組の1つ前から出たモリカワは出だしの1番でバーディを奪うと、伸ばしあぐねる最終組の3人を尻目に、7番でチップインバーディを奪うなどスコアを伸ばしていく。2つ伸ばして折り返した10番(307ヤード・パー4)ではティショットをグリーン近くまで運ぶと、約29ヤードの2打目をねじ込んでチップインイーグル。バンザイ、そしてキャップを脱いで歓声に応え、逆転優勝を予感させた。

だが、その後はチャンスを決められずパーを並べる展開に。16番、17番と連続バーディを奪い、首位と2打差で迎えた最終18番では約3メートルのパットが惜しくも左を抜けて3連続ならず。18番ティまで聞こえるほどのため息がグリーンを包んだ。結局、首位を走るホアキン・ニーマン(チリ)にプレッシャーをかけることができず、そのままゴールを許した。

今季ツアー初優勝は逃したが、最終日にスコアを伸ばせたことに「ゲームのフィーリングはとても良かったですし、パッティングも明らかに良かった」と満足げ。「18番のパッティングはやり直したいけど…それは仕方ないよね」と冗談めかして笑った。

2つのチップインについては「10番よりも7番のほうが難しかったかな」とモリカワ。「10番も良かったけど、7番は完ぺき。打った瞬間に分かるんだ。実は左に行くと思っていたのに、右に真っすぐスピンしてしまった。ビデオを見たいよ」と話した。

米ツアーはこれが2022年の2試合目だが、5位タイに入った「セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」から2戦連続のトップ5入りと絶好調。地元ロサンゼルスで機運を高めて、フロリダシリーズへと入っていく。

【世界ランキングトップ10の最終結果】

1位:ジョン・ラーム トータル7アンダー・21位タイ

2位:コリン・モリカワ トータル17アンダー・2位タイ

3位:パトリック・キャントレー トータル5アンダー・33位タイ

4位:ビクトル・ホブラン トータル14アンダー・4位タイ

5位:ローリー・マキロイ トータル10アンダー・10位タイ

6位:ダスティン・ジョンソン 予選落ち

7位:ザンダー・シャウフェレ トータル9アンダー・13位タイ

8位:ジャスティン・トーマス トータル13アンダー・6位

9位:スコッティ・シェフラー トータル12アンダー・7位タイ

10位:松山英樹 トータル4アンダー・39位タイ

※世界ランキングは大会出場時

<ゴルフ情報ALBA.Net>