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メジャー初Vの勝みなみ 22年の目標は過去の自分を超える「3勝以上」【開幕戦意気込み】

<ダイキンオーキッドレディス 事前情報◇18日◇琉球ゴルフ倶楽部(沖縄県)◇6590ヤード・パー72>

国内女子ツアーの新シーズンは、3月3日から沖縄で開催される「ダイキンオーキッドレディス」で幕を開ける。開幕まで2週間となりエントリーが締め切られ、出場する108人が決定した。

勝みなみは過去に3度出場しているが、「いつも新鮮ですし、最初のティショットは毎年緊張します」と“開幕戦”にはプレッシャーがかかるという。それでも「その緊張感を楽しみながら、たくさん良いプレーをして、ギャラリーの方々に楽しんでもらえるように頑張りたい」と有観客で開催される初戦が待ちきれない。

アマチュア時代の2014年に「KKT杯バンテリンレディス」で優勝、その後17年のプロテストに合格した“黄金世代”の勝は、翌18年から賞金ランキングトップ10をキープし、安定したプレーを見せ続けている。昨シーズンは2勝を挙げて自己最高位の7位にランクイン。「もう少し勝てたかなという思いもあって悔しさも残りますが、メジャーでも勝てましたし、最終的には、結果的にも精神的にも良かったなと思います」。「日本女子オープン」では、最終日にスコアを崩す選手が多いなか5アンダーの66を叩き出し、2位に6打差をつけてメジャー初優勝を挙げた。

シーズン中は「調子を落とした時期も長かった」と2週連続の予選落ちや左足首痛による棄権など、満足のいくプレーができないことも多くあった。しかし勝の強さはバウンスバック率1位(20.6997%)にも表れているように“悪い流れから立ち直る力”。「そこからメジャー優勝までもっていけたのは、自信になりました」と一時は39位だった賞金ランキングをどんどん上げていった。

今季の目標は「3勝以上」をすること、そして「メジャーでもう一度勝つこと、メルセデスランキングで5位以内に入ること」と向上心は尽きない。ドライビングディスタンスで254.31ヤードの2位につける飛ばし屋は、「精度に課題が残った」100ヤード以内ショットに重点的に取り組んでいる。ドライバーの飛距離に、ピンを絡められるアプローチショットが身につけばまさに鬼に金棒。22年は、ほかの選手の球の内側にビタッと刺すショットに注目だ。

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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