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“新”アマチュア資格規則にはまだ改正の余地あり? プロがいない国でのゴルフの発展が課題

世界アマチュアランキング1位の中島啓太(日体大3年)がエクセル・スポーツ・マネジメント社と契約したように、今年からアマチュアのマネジメント契約や企業とのスポンサー契約が認められることになった。金銭の授受には厳しかったアマゴルフ界がなぜそのような新しい規則の施行に踏み出したのだろうか。

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ライターY 「今さらだけど、これまでなかなか変わらなかったアマチュア資格規則がなぜ変更されたのだろうか?」

記者S 「やはりこれまでの規則が古すぎて、今の時代にそぐわなくなってきたからでしょう。ただ、スポンサー契約などゴルフコース以外での規則は変わりましたが、ゴルフ界を発展させるためにはまだまだ変更する余地はあると思います」

ライターY 「新しい規則にも変えるべき点はあると?」

記者S 「例えば、規則が変わってもアマチュアが技術指導をして報酬を受け取ることは禁じられていますが、プロがいない国では誰に教わればいいのでしょうか。仮にその国のトップアマが指導した場合、レッスン料はもちろん受け取ることはできません。そんな国ではゴルフを広めていくのが難しいわけです」

ライターY 「米国や英国、豪州、日本のように早い段階からゴルフが浸透してきた国ではプロとアマチュアの住み分けはできているけど、南米やアフリカのように近年になって急速にゴルフが広まってきた国ではそういう問題があるんだろうね」

記者S 「日本ゴルフ協会(JGA)によれば、今回の規則改正の前には、プロとアマチュアの垣根を完全になくす議論までされたそうです。しかしやはり、アマチュアがレッスンをして報酬をもらうことを認めてしまうと、ティーチングプロの職域が侵されてしまう国があることがネックになっているようです」

ライターY 「アマチュア資格規則は世界共通なだけに、一部の地域だけ認めるわけにはいかないんだろう。確かにトーナメントプロは難しいプロテストに合格しているし、ティーチングプロは何十時間も授業やテストを受けてライセンスを得ている。そういった資格を保護しないとプロの存在意義がなくなってしまうのは事実だからね」

記者S 「もっとも直接個人のスイングに関与するような技術指導でなければ、違反にはならないとのことです。スイングのメカニズム以外のメンタル面や生理学、運動力学などの分野について教えることはレッスンにはなりません。例えばゴルフは下半身リードが大切だから下半身を鍛えましょう、大腿四頭筋をスクワットで鍛えると飛距離が伸びますよというのは一般論なのでセーフです。ところが、あなたはダウンスイングで左ヒザが流れるけど、ここの筋肉を鍛えれば左ヒザが流れず、クラブがオンプレーンに戻りますというのはアウトになります」

ライターY 「技術指導でも報酬を受け取らなければセーフなんだろうけど、世界的にゴルフ人口を増やしたいならまだまだルールの改正は必要かもしれないね」

記者S 「現在の規則が最終的なものではありませんし、今後変わる可能性は残されていると思うので、今後も注視していきたいと思います」

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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