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復活を目指す元世界1位のジェイソン・デイ 22年の目標は「背中を痛めないスイング」

<ザ・アメリカンエクスプレス 初日◇20日◇PGAウエスト スタジアムC(米カリフォルニア州)◇7147ヤード・パー72>

ジェイソン・デイ(オーストラリア)が、米国カリフォルニア州で開催されている「ザ・アメリカンエクスプレス」から2022年をスタート。初日は5バーディを奪って「67」をマークし、24位タイの好スタートを切った。

「いいラウンドができた。パー5でバーディをたくさん獲れなかったことは残念だけれど、ボギーフリーで回れた。とても満足している」と上々発進を振り返った。

16年に世界ランク1位の座につき、ジョーダン・スピース(米国)、ローリー・マキロイ(北アイルランド)とともに“新ビック3”と呼ばれていたデイ。その名の通り米国男子ツアー通算12勝を挙げているが、18年の「ウェルズ・ファーゴ選手権」を制して以来、優勝から遠ざかっている。近年は背中の痛みにも悩まされ、昨年のフェデックス・カップランキングは114位で終え、現在世界ランキングも100位から陥落し123位まで下降している。

デイは22年の目標を聞かれると「それは明確。背中を痛めないようなスイングをすること」と話し、「ここ数年間は4日間ラウンドするということがキツくなってきた。ケガで苦しんでいるとそれはプレーに影響する。いま体の調子がいいからからもっとゴルフを向上させたい」と力強く誓った。

オフシーズンからスイング改造を行っているが「試合で実践するのはまだ難しい」と話す。しかし一方で、「ジャスティン・ローズがいいことを教えてくれた。物事がうまくいくには2カ月かかるって。だからもう少し様子を見ようと思っているよ」と、同組となったこちらも元世界1位のジャスティン・ローズ(イングランド)との会話を明かし、先輩からの言葉を糧に気合を入れた。

「勝つ、これが一番大事。勝って、またナンバーワンになりたい」と世界ランク1位復活へ向けて着々と準備を進めている。まだ初日が終わったばかりだが、今年のデイは期待が持てそうだ。

<ゴルフ情報ALBA.Net>