2002年、04年と大会制覇、現在はホストもつとめる「ザ・アメリカンエクスプレス」で、フィル・ミケルソン(米国)が初日はまさかの「78」をマーク。出場156名中154位タイで最下位に沈んだ。
3つのコースをプロアマ戦でプレーする今大会、ミケルソンは初日をラ・キンタCCで迎えた。午前9時20分に1番からスタートし直後の2番パー4でティーショットをOBとして「6」のダブルボギー。6番パー5でバーディを奪ったが、8番パー4では再びティショットが乱れ2度のOB、3度目でようやくフェアウェイを捉えたが「9」を叩き、前半は「42」と崩れた。
後半は13番パー5で2オンさせてイーグルを奪うも、1バーディと3つのボギーでイーブンのプレー、7オーバーはとりもどせなかった。
19年大会では勝利は逃したが2位に入ったミケルソン。初日は同じラ・キンタCCで「60」をマークした。
「78」はミケルソンにとって、今大会のワーストスコアタイ(2007年・第5ラウンド)。ちなみにミケルソンがこれまでにプレーしたPGA ツアーの40,706ホールで「9」以上のスコアは11度目目。
同じ6オーバーで最下位に並んだのはマシュー・ウルフとオースティン・クック(ともに米国)だが、プレーしたのは難易度の高いスタジアムコース・アット・PGAウエストだった。
プレーを終えたミケルソンは待っているメディアには無言、そのまままっすぐに練習場へと向かった。
予選3日で3コースをプレーするフォーマット、ミケルソンは2日目はニクラウス・トーナメントコース・アット・PGAウエストへと向かう。
19年で2位タイに入った以降、同大会では2度の予選落ちが続いている。(文・武川玲子=米国在住)
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