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「片山晋呉さんは辞書」 中島啓太が感じるマスターズ4位のありがたみ

<カシオワールドオープン 3日目◇27日◇Kochi黒潮カントリークラブ(高知県)◇7335ヤード・パー72>

最強アマチュアが徐々に調子を取り戻してきた。中島啓太(日体大3年)がムービングデーを1イーグル・3バーディの「67」で回り、トータル9アンダーの7位タイとトップ10圏内に入ってきた。

出だしの10番でチップインイーグル。派手なスタートを切ったが、「パーオンはしているけど、ショットはひどいです」と納得いく内容ではない。それでもスコア以上に収穫の多いラウンドとなった。

3日目の組み合わせは永久シード選手の片山晋呉と今季初優勝を挙げた片岡尚之とのラウンドで、「いい組で回らせてもらっています」。特に高校2年時に出場した「日本オープン」以来の同組となった片山のプレーからは、学ぶものが多かった。

この日は風が強く回る難しいコンディションだったが、そんな状況でプレーする片山の経験値には感服。「何でも知っていて何でも分かっている。辞書みたいな感じ」と、参考にするべきことはたくさんある。

片山といえば、「アジアパシフィックアマチュア選手権」優勝の資格で中島が出場を決めている「マスターズ」で4位タイに入った実績を持つ。過去9度の出場。そんな片山からオーガスタでやるべきことを聞くこともできた。偉大な先輩の貴重な体験談が、イーグルよりもバーディよりもうれしかった。

一例を挙げると、「これくらいのパット練習をしたほうがいいと言われました」と、約25センチの長さを両手でつくった。ちなみに「したことないです」というその距離のパッティングがどのような意味を持つのかは、今後またの機会に教えてもらうことになりそうだが、片山が言えば、説得力がある。

アジアアマから帰国し自主隔離中に急性胃腸炎を発症し、今週は新型コロナのワクチン接種で体調は万全ではないものの、ここまで順調にスコアを伸ばしてきた。「ビッグトーナメントに出させていただいて感謝」と、世界1位のアマチュアは、まだまだ学ぶことが多い年頃。最終日はどんなゴルフを見せるのか、そして何を学ぶのか。(文・高桑均)

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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