このエントリーをはてなブックマークに追加

原英莉花「腰痛もあって」短くした46インチの新1WとGWが奏功【勝者のギア】

<大王製紙エリエールレディスオープン 最終日◇21日◇エリエールゴルフクラブ松山(愛媛県)◇6545ヤード・パー71>

トータル15アンダーで4人が並んだ終盤。鈴木が18番でボギーを叩き最初に陥落すると、原は17番パー5で2オンに成功。8メートルのパットを沈めてイーグルとし“頭2つ”抜け出すと、最終ホールをパーでまとめてトータル17アンダーで逃げ切り。今季3勝目、そして3年連続となる2021年初めての勝利を挙げた。

前回優勝の昨年最終戦とバッグの中身は様変わり。今年はグラファイトデザインを中心に様々なドライバーシャフトを使用してきたが、ドライバーヘッドも先週の伊藤園レディスから『ST-X』プロトタイプへと変更。もともと腰痛を抱えながらのプレーのなか、シャフトも短めのものに変更していた。

「腰のこともあってアンダースペックのものを結構選んでいて、46.25インチだったけど、46にしたら合わなくてチーピンが出るようになって。(今年4月の)ANAインスピレーションで使っていたシャフトがすごくしっくり来たので、(46インチに)替えてみたら良かった。ヘッドは新しいやつだったんですけど良かったので、それにしました」(原英莉花)

また、PWと52度の間を埋めるギャップウェッジとして、『ミズノプロ225』アイアンを本人とキャディ曰く「先々週」から投入。原のアイアン『JPX921ツアー』のPWは2度立たせており44度。52度と大きく空いた隙間にミズノプロがハマった。当初はソールを削りすぎて、抜けが良すぎてしまったため、そこを調整し今の1本になった。

「(これまで使用していた)48°はうまく110ヤードの距離が出なくて、すごくロフトを立てたりもしたけど、強かったりイメージ通りの球が打てなかった。その時にミズノさんから提案してもらい、良かったのでこれにしました」(原)

師匠のジャンボ尾崎から「振り抜け!」と助言を受け、それをテーマに今週は取り組み、見事に勝利。次の最終戦はディフェンディングチャンピオンとして迎えるメジャーのJLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ。「今年ずっとふがいないと思われているので、2 連勝くらい(師匠に)報告できたらいいなと思います」。

【原英莉花の優勝ギア】

1W:ミズノST-Xプロトタイプ(10.5°TOUR AD GP-5S /46インチ)

3W:ミズノST200(15°TOUR AD IZ-5S /43インチ)

5W:ミズノMizuno Proプロトタイプ(18°TOUR AD IZ-6S /41.5インチ)

4,5I:ミズノMizuno Pro FLI-HI(スチールファイバー80S)

6I〜PW:ミズノJPX921ツアー(NS850 neo S)

GW:ミズノプロ225(48°)

A,SW:キャロウェイJAWS FORGED(52,58°)

PT:オデッセイToulon San Diego

BALL:ブリヂストンTOUR BX

<ゴルフ情報ALBA.Net>

【関連記事】