<大王製紙エリエールレディスオープン 最終日◇21日◇エリエールゴルフクラブ松山(愛媛県)◇6545ヤード・パー71>
優勝者やランキング上位者のみが出場する最終戦の「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」を前に、来季のシード選手が決定した。今年は賞金ランキング(以下、賞金R)とメルセデス・ランキング(以下、MR)のいずれか50以内がシードの獲得条件。かなりの入れ替えがあった。
まず初シード組では、西郷真央、西村優菜、山下美夢有、笹生優花、吉田優利、金澤志奈、植竹希望、野澤真央、仲宗根澄香、田辺ひかり、臼井麗香、菅沼奈々、山路晶がはじめてトップ50の資格で来季のフル出場権を獲得した。
また、シード復活組には、今季の開幕戦を制した渡邉彩香、ツアー初優勝を飾った堀琴音のほか、藤田さいき、木村彩子、サイ・ペイイン(台湾)、森田遥、イ・ナリ(韓国)が名を連ねた。
一方で、シードを落としたのは淺井咲希、福田真未、河本結、吉本ひかる、ペ・ヒギョン(韓国)、新垣比菜、葭葉ルミ、永井花奈、脇元華、イ・ボミ(韓国)、黄アルム(韓国)、篠原まりあ、松田鈴英、成田美寿々、大城さつき、エイミー・コガ、S.ランクン(タイ)、そしてメジャー優勝の3年シードが終わったキム・ハヌル(韓国)の18人。
加えて畑岡奈紗もシード陥落となったが、2019年の「日本女子オープン」「日本女子プロ」優勝による2030年までに行使のタイミングを決められる5年シード保持しており、こちらを行使すれば来年もシード選手として戦うことができる。
また、ヒギョン、ボミ、アルムの3人は、コロナ禍による入国制限などの影響により欠場した分が補償され、来年の開幕戦からそれぞれ欠場を余儀なくされた数の試合には出場可能。そこで獲得した賞金、メルセデスポイントを加えた結果、賞金R、MRのいずれかで50以内に入った場合は、シード扱いとなる。
このほか、両部門の51〜55位には前半戦出場権が与えられる。シードを落とした選手でここにあてはまるのが賞金Rで52位に入った淺井とMRで53位に入った河本。また、シードには届かなかったものの、ここで22年前半戦出場を決めたのは、ささきしょうこ、林菜乃子、鶴岡果恋の3人。
長かったシーズンで泣いた者、笑った者。来年からは翌年のシードの基準になるのがMRのみ。出場試合数、成績によって総合的な強さを示す同ランキングで、新たな争いが始まることになる。
<ゴルフ情報ALBA.Net>