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秋吉翔太が8アンダー・首位T発進 『30代用の体のケア』&『ヒロシさんのスイング』で一夜にして絶好調に!

<ダンロップフェニックス 初日◇18日◇フェニックスカントリークラブ(宮崎県)◇7042ヤード・パー71>

2018年に、初優勝を含む2勝を挙げて賞金ランク14位と躍進した秋吉翔太だったが、30代を迎えた今季はここまで賞金ランク55位と思ったような成績を残せないでいる。「僕のスイングは下に下にいくので、股関節に負担がかかる。30歳を過ぎてから、体の変化をしみじみ感じています」と、左右の股関節が動かずに固まってしまう体の不調に悩まされてきた。

股関節が動かないまま無理にスイングを続けた結果、9月の「ANAオープン」で肋骨を座礁した。翌週の「パナソニックオープン」はあまりの激痛でクラブが振れず、2日目のハーフを終えた時点で棄権。MRIで検査すると内出血のように血が溜まり、「医者にはゴルファーにはあまりいない。そうとう無理をしていると言われました」。そのあとの2週間は治療に専念し、「日本オープン」からツアーに復帰した。

しかし、「やっぱり最初は怖くて振れなかった」と日本オープンは2日目に「77」を叩いて予選落ち。そのあとの3試合は予選を通過したものの、28位タイ、56位タイ、57位タイと本来の力を発揮できない時間が続いた。

そこで秋吉は、自身が契約するトレーナーと昨晩話して、体のケアの方法を変えた。具体的な内容にはふれなかったが、「中身も強度も変わりました」と秋吉はいう。同時に朝のアップの方法も変えたところ、「きょうの朝の練習場では良いときの状態に戻ったような感じ」で体がよく動いた。

好スコアにつながった要因は他にもある。「きのうの練習場で岩田寛さんのスイングを見ていて、振り切っているな、フォローが長いなという印象を受けた。自分はずっと振り切れていなかった」。怖がりながらスイングしていたため、自身のフォローが小さくなっていたことに気づいた秋吉は、朝の練習場で岩田のスイングを参考にフォローを大きく取るように心がけた。「体も良くなったし、寛さんのスイングイメージともマッチして、良いスコアにつながりました」と笑顔がはじけた。

今大会はダンロップスポーツと総合契約を結ぶ秋吉にとってはホスト大会となる。初日は医療従事者に感謝の気持ちを伝えるため、選手のドレスコードは『青』。予選ラウンドで一緒に回る塚田陽亮も同じくダンロップスポーツと契約しているため、「塚田さんと回るときはウェアを揃えたりしますね」とまったく同じ青色コーデだった。「スタイル(体型)が全部一緒なので、お互い間違われる」というデメリットもあるが、お揃いウェアもニコニコラウンドの要因の1つになった。

取材の締めくくりは、本人からの“リクエスト”。「もう一個あるんですよ。言っていいですか?やっぱり契約プロなので頑張ります」と力強く宣言して記者たちの笑いを誘う。ショットが切れる明るい秋吉が帰ってきた。(文・下村耕平)

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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