<マイナビABCチャンピオンシップ 最終日◇7日◇ABCゴルフ倶楽部(兵庫県)◇7217ヤード・パー72>
「マイナビABCチャンピオンシップ」でツアー3勝目を挙げた浅地洋佑。終盤の勝負所でのドライバーショットが光った。15番パー5と、18番パー5はともにナイスショットで2オンを狙える位置までドライバーで運んだ。そして、どちらも2オンに成功してバーディを奪取。一気に逆転して後続を突き放した。
今シーズンの途中までは、47インチの長尺シャフトを使っていた浅地だったが、「安定性に欠ける」と3月から使っていた45.75インチの長さに戻した。「もともとドライバーは曲がる方ではなかった。長くすると当たったら飛ぶんですけど、曲がったときは全然飛ばない。曲がって飛ばないならやめた方がいいなと」。いまのドライバーのキャリーは270ヤード。10ヤード以上飛距離は落ちたが、フェアウェイの狭い今大会でハマった。しかも、パー3を除く全ホールでドライバーを握った最終日のフェアウェイキープ率は、64.29%で全体4位だった。
フジクラシャフトのツアー担当は「浅地プロには元調子系を出すたび試してもらっています。ドライバーでは『ベンタスブルー』を一度使った後、『ベンタスブラック』の5Xが今はエースです」と話す。
再び戻した習慣はほかにもある。シーズン前半まではパターで3本の線を描いていたが、夏場から「面倒くさくなっちゃって(笑)」、やめていた。それを「ボールのロゴだと、どうもなんか合わせづらいと思って、今週からまた描き始めました」。3本の線を目標に合わせて置くパッティングスタイルを復活させ、17番では8メートルのバーディパットをど真ん中から沈めて見せた。
この週は毎朝、自分で3つのボールに線を入れてからコースに出るのをルーティン化。「僕の中で3つ描いて3つで終わらせようみたいなテーマだったんですけど、きょうはけっこういろんなところに行ったので、5個使いました」と笑う。
ボールの線だけでなくパター自体もこの週に投入したもの。金色に輝くオデッセイのL字型パター『トゥーロンSFO プロト』は、引っかけるのを気にしていた浅地のために、キャロウェイのツアー担当が用意した3本のうちの1本。このパターはハイトゥ構造になっていて引っかけづらい。もう2本はアームロック式とブレード型で、最終的に浅地はL字を選んでいる。
また、今年出場した「全米オープン」対策で、59度のウェッジを抜いて、57度と62度を入れた。PWを合わせると、ウェッジは44、48、52、57、62度と5本になる。その代わりに5番ウッドをバッグから外した。「だって(5番ウッドの距離の)240ヤードをピンに絡めるより、100ヤード以内を絡める方が可能性は高いから、要らないクラブといったら要らないクラブ」と割り切っている。
もともとアプローチ技術が高い浅地だが、「もっと底上げするというか、得意だから絶対にそこから2回で上がれるように。ロフトバリエーションがあったほうがいろんな球が打ち分けられる。ビビらないし、セカンドもどんどん狙っていける」と、全米オープンが終わって日本に帰ってからもウェッジ5本体制で戦っている。同じ50ヤードでも「ピンが奥で突っ込みたいときは57度で、ピンが手前なら62度で普通に打てば止まる」と使い分ける。今大会でも「ウェッジに頼って」バーディチャンスを何度も作り出した。
自分のスタイルに合ったクラブセッティングを追求するだけでなく、「技術だったりメンタルだったり、すべてちょっとずつレベルアップしてきて、ようやくここにいる」。14本を駆使して攻め続けたサンデーバックナインが優勝につながった。
【浅地洋佑の優勝ギア】
1W:ONOFF DRIVER KURO 9.5度 45.75インチ VENTUS BLACK 5X
3W:TaylorMade M GLORE 15度 VENTUS BLUE 7X
7W:ONOFF FAIRWAY ARMS KURO 21度 Speeder 857 TR X
5I〜PW:ONOFF FORGED IRON KURO N.S.PRO MODUS3 SYSTEM3 125 X
48、52度:VOKEY DESIGN SM8 N.S.PRO MODUS3 SYSTEM3 125 X
57、62度:Jucie tT N.S.PRO MODUS3 SYSTEM3 125 X
PT:ODYSSEY TOULON SFO PROTO Gold version
Ball:Titleist PRO V1
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