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古江彩佳が不満に感じた“64.2%” 賞金1位・稲見萌寧との最終日最終組も「意識はない」

<TOTOジャパンクラシック 3日目◇6日◇瀬田ゴルフコース北コース(滋賀県)◇6616ヤード・パー72>

昨年は9月から3勝。そして今年も10月以降に2勝を挙げている“秋女”の古江彩佳が、今季6勝目に向けトータル13アンダーの単独トップに浮上した。2位とは2打差あるが、「このコースでは、あってないようなもの。明日も押さえる部分をしっかりとしてプレーしたい」と油断は一切ない。

4つのバーディを奪い、さらにボギーフリーのラウンド。傍から見ると今日も安定感のあるプレーを続けたように見えるが、本人は「あがってスコアを見たらボギーが無いことにビックリ」という結果に感じた。それは武器としている“曲がらないドライバーショット”に、不安を覚えながらのラウンドだったからだ。

とはいえ、パー3を除く14ホールでフェアウェイを外したのはわずかに5度。だが初日92.8%、そして2日目は100%を記録し、今季を通じても76.3354%(8位)のフェアウェイキープ率を誇る古江にとって、64.2%という数字は満足いくものではなかった。「左に曲げたショットが何回かあった。ドライバーは安心してまっすぐ打っていきたい」。パーを拾ったピンチも何ホールかあり、それが「ビックリ」という言葉につながった。

それでも“頭2つ”抜け出した事実に変わりはない。現在1億9759万7575円を稼ぎ、ランク2位につける賞金面を考えても大きい。この大会で優勝賞金3300万円を加算すれば、現在1位の稲見萌寧の順位次第で入れ替わる可能性もあるからだ。そして明日はその稲見と、最終日最終組を回る。だが、これについては「あまり意識はないですね」とキッパリ。「明日をどう頑張るかだけ。グリーン周りが勝負になってくる。アプローチとパッティング(がカギ)」と、女王争いのことはシャットアウトし、目の前の一打に集中する。

その古江がイメージする賞金女王像は、2000〜05年に6年連続でマネークイーンに輝いた不動裕理。「プロになりたいと思ったのも不動さんの6年連続がすごいと思ったから。頑張って、(賞金女王を)獲りたいと思わせてくれた目標」と、幼心に憧れを抱き、プロの道を志すきっかけにもなった。そして21歳になった現在、自分がそれを争う立場になっている。

前日には、秋に強い理由について聞かれ、「残り試合が少ないので頑張るしかないと思えるのが、秋に強いと言ってもらえてるところかなと思います」と答えた。それは土壇場での強さへの自信にも聞こえる。先月の「富士通レディース」で今年の初優勝を挙げる前まで、稲見との賞金差は約6746万円あったが、1カ月で約1688万円まで縮めている。“驚異の末脚”を、この瀬田ゴルフコースでも見せることになるのだろうか。

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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