<Golf Viral Fest. 最終日(1日競技)◇21日◇ワンウェイゴルフクラブ(茨城県)◇6383ヤード・パー72>
習志野カントリークラブ(千葉県)で米国男子ツアー「ZOZOチャンピオンシップ」が行われている裏で、男女ツアープロ、男女研修生、男女アマチュア、男女ジュニアゴルファーが競うワンデイトーナメントがワンウェイゴルフクラブ(茨城県)で開催された。
出場した主なツアープロは谷原秀人、小田孔明、宮里優作、増田伸洋、浅地洋祐、谷口拓也、甲斐慎太郎、小斉平優和、堀奈津佳、大城さつき、天沼知恵子らといったそうそうたる面々。プロ、アマチュア、男女とそれぞれのレベルに合わせてティグランドを変えて競技は行われた。
参加資格は「ゴルフ界を盛り上げる志のあるプレーヤー」。大会名の中にある「Viral」は集まるという意味で、「ゴルフが好きな人が集う」という想いでつけられた。レベルを問わずプロゴルファーとアマチュアが集い、フェスティバルのようにゴルフを楽しもうということだ。大会主催者兼実行委員長の久保超路は自身もツアーで戦うプレーヤーであり、「プロゴルファーが発信して自分なりのゴルフ感を出し、ゴルフ界を盛り上げたい」と話す。
「自分なりのゴルフ感を出す」とは、実行委員長を務める久保が自らのアイデアで大会をプロデュースしているところにある。この日はクラブハウスの玄関をはじめ、10番、14番、18番ホールのティグラウンドにDJブースを置いた。クラブハウスに到着するや大音量のクラブミュージックで迎えられ、コース内でもプレーヤーの闘志を鼓舞するかのごとくDJがアップテンポの曲を流していた。ドレスコードはなしで、ラウンド中の飲酒もOK。まさにフェスティバル、お祭りである。
通常のトーナメントや一般のゴルフ場とは違う空気が流れる中のプレーは、集中力が切れてしまうのでは? と心配する方もおられるだろうが、出場選手たちは「楽しい」と喜んでいたし、プレーは真剣そのもの。プロたちは総額295万円の賞金を競い、優勝賞金100万円は天沼知恵子がゲットした。
プロたちの感想はどうだったのだろう。
「本当にゴルフが好きな人が集まっているだけに、とても楽しかった。また出たいです」(浅地)、「女子の試合では考えられません。音楽は気分的に上がります。オンとオフの切り替え、集中力をつけるトレーニングにもなりました」(大城)、「世界大会にも出場しているジュニア選手と回ったのですが、いい刺激になりました」(堀)、「ジュニアに教えながらのラウンドでしたが、みんなでワイワイやりながらも、自分のプレーは真剣に。楽しかったです」(谷原)と、どの選手もプレーを楽しみ、この大会の意義に賛同していた。
ゴルフのイメージを変える新しい形のトーナメントであったが、「今回で終わりではありません」と主催者の久保はいう。そして来年は「7回の開催を目標とし、関東だけではなく全国で展開したい。たとえば九州では小田孔明が、中国地方では谷原秀人が実行委員長を務め、それぞれのプロデュースで大会の色をつけていきたいです」と続けた。
『コースの中にDJブースなんてなじみにくい』、『ドレスコードがないとは言語道断』と、これまでの既成概念から新しい試みを切り捨てることは簡単だ。しかし、この日参加していたプロもアマチュアも全員がゴルフを楽しんでいたし、ギャラリーを入れればゴルフになじみの薄い世代の興味を引くであろうことも想像できる。ツアーに出ているプロが自らのアイデアで発信するこの大会が、これからどんなふうに発展していくのか楽しみだ。
<ゴルフ情報ALBA.Net>







