<ブリヂストンオープン 2日目◇8日◇袖ケ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース(千葉県)◇7119ヤード・パー71>
国内男子ツアーは秋の陣。最終戦まで残り7試合だ。来季の出場権をかけた賞金シード争いも気になる時期に、41歳のベテランが奮闘している。8位タイから出た竹谷佳孝は、5バーディ・ボギーなしの「66」で回り、トータル9アンダー・単独3位に浮上した。ここまでの賞金ランクは60位。65位のシード圏内にはいるが、ラストスパートをかける。
賞金シードは、翌年1年の出場権を得られる権利。プロゴルファーにとってはステータスであり、職場の確保ということになる。2014年の「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」でノンシードながらツアー初優勝を遂げ、同年の賞金ランキング10位に入った竹谷。初シード獲得とともに、国内メジャーの5年シードも手にした。16年まで賞金シードをキープしたが、17年、18年はケガなどもあり、賞金シードは陥落。5年シード最終戦の19年は、65位のギリギリでシード選手に返り咲いた。
竹谷は今季8位タイに2度入っているが、7月の「長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップ」から先週までの6試合中5試合で予選落ちと、賞金の上積みができずにいる。
「(賞金シード争いは)考えないことはないですね。やはり時期も時期ですし。やっぱりこの場(国内ツアー)で戦えるというのは、目指している選手の人たちは、僕もそうですけど、職場って意味では来年も、再来年もずっと出続けたいですから」。予選会に出場をして翌年の出場権を得る方法もあるが、やはり竹谷もシードにはこだわりがある。
7月以降の不調については、「大きく言うとパッティングですね」。グリーン上で自分のフィーリングをうまく出せない時期が続いた。「握りやストローク、姿勢、目線からそういうのがいろいろかみ合わない部分じゃないかと思うんです」。パターを替え、練習量を増やし、「練習は裏切らないじゃないけど、我慢してやっていればいいのも来てくれるかな、っていうくらいしか思っていないです」と黙々とグリーン上でボールを転がして模索した。
「14年に初めて出させてもらってから好きなんです」。今週の袖ヶ浦CC袖ヶ浦Cは初出場で3位に入るなど、竹谷にとって好印象のコース。日ごろの練習と好きなコースがマッチして、「67」「66」と2日続けて60台を並べて好位置につけている。
「もちろんシードを取りたいけど。そこに固執すると僕はよくないと思うので……」。左手首や右ヒジ、首回りにテーピングを巻いて痛みが出ないように保護をしている。「今年は割と痛くない」とプレーはできている。残り2日間、焦らず、淡々とプレーすることで、おのずとシードもついてくる。それどころか、14年以来のツアー2勝目も夢ではない。(文・小高拓)
<ゴルフ情報ALBA.Net>







