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中島啓太がアマ5人目の偉業達成、「とにかく14回ドライバーを振る」【勝者のギア】

<パナソニックオープン 最終日◇26日◇城陽カントリー倶楽部(京都府)◇6967ヤード・パー72>

「パナソニックオープン」でツアー史上5人目(1973年のツアー制施行後)のアマチュア優勝を決めた中島啓太(日体大3年)。開幕前から決意があった。「とにかく14回ドライバーを振る」と、ナショナルチームのガレス・ジョーンズコーチに伝えたのは、予選落ちに終わった「全米アマ」を終えてから。それまでアマチュアでプロ大会の優勝を意識してきたが、11月に控える「アジアアマ」に照準を切り替えた。

「アジアアマで、いかなきゃいけないホールでドライバーを打つ自信になる」と、優勝争いの緊張感の中でも果敢に振り抜き、アジアアマでの優勝争いをイメージ。「今日はドライバーの調子も悪くて、15、16番も狭くて刻みたい。でも、それでバーディを獲っても嬉しくない」。FWキープ率は最下位だったが「今日は風も吹いていたし、間違っているかなとも思ったけど、ブレずに行けたのは自信になりました」。

中島の使用クラブは、下記のようにパターを除く13本がテーラーメイドの最新モデル中心。強い気持ちに応えてくれたドライバーは、『SIM2 MAX』の9°で、シャフトもグラファイトデザインの最新モデル『TOUR AD UB』。現代の高MOIヘッドの性能を活かしてパワーをダイレクトに伝える特性のもので、やや軽めで剛性の高いものだった。

今大会はドライビングディスタンスの計測が行われなかったが、ドライバーの飛距離を問われ「300ヤードと言いたいんですけど、285ヤードのバンカーは越せます」と、はにかんだ。大会中にも現地でジムを探して筋トレに勤しむなど、世界を見据える若者はさらなるスケールアップを黙々と目指している。

【中島啓太の優勝ギア】

1W:テーラーメイドSIM2 MAX(9° TOUR AD UB-6X 45インチ)

3,5W:テーラーメイドSIM2 MAX(15,19°TOUR AD UB-6X,7X)

4I〜9I:テーラーメイドP7MB(TOUR ADプロトタイプ)

P,AW:テーラーメイドMG3(46,52° DG AMT S200)

SW:テーラーメイドMG3 TW grind(56° DG AMT S200)

LW:テーラーメイドMG HI-TOE(60°DG AMT S200)

PT:スコッティ・キャメロン ツアーオンリープロトタイプ

BALL:タイトリストPro V1x

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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