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ホールインワン級ベタピン2発! 西郷真央はミリ単位の調整でアイアンショット復活

<日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯 初日◇9日◇静ヒルズカントリークラブ(茨城県)◇6680ヤード・パー72>

同組で回った渋野日向子も舌を巻いた。「ショットがキレキレだったのでお先のパットもあって、すべてにおいて上手だと思った」。そう評された西郷真央が5バーディ・2ボギーの「69」と3アンダーの好発進を決めた。

出だしの10番で3パットのボギーと嫌な流れからのスタートとなったが、15番ホールのパー3ではもう少しでホールインワンかというショットを披露し、30センチにつけてバーディを奪取。16番、18番、さらに折り返しての1番と立て続けにバーディを奪うと、4番パー3でも同じくあと一歩でエースというショットで30センチにピタリ。キレキレのアイアンで上位につけた。

現在パーオン率6位、ボールストライキング(ショットの総合力)3位のショットメーカーらしさが戻ってきた。ここ数週間、得意のアイアンショットに「違和感があった」。そこで今週、修正をかけたのはテークバック。「ミリ単位なのですが、テークバックが少しアウトに上がっていたので、それをまっすぐに引くようにしました。そうしたらダウンスイングでクラブがボールに入ってくる角度が変わって、ラインをしっかり出せるようになりコントロールできるようになりました」。本当に微妙な調整だったが、結果は大きく変わった。

ただし、まだ長いクラブは調整が必要になりそうだ。「ティショットが今日はうまくいっていなかった。距離が出ない分、セカンドがUTになった時につかまりが悪くなっていた。アイアンに比べて、雨の中での自分の感覚との違いが出てしまっていた」とあす以降への宿題となった。そんななかでの好発進。フェアウェイからアイアンを打てる回数が増えれば、悲願の初優勝が見えてくる。

<ゴルフ情報ALBA.Net>