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100ヤード以内の精度上げた飛ばし屋・山路晶の初優勝はあるのか? 1差2位で迎える最終日の行方は

<ニトリレディス 3日目◇28日◇小樽カントリー倶楽部(北海道)◇6775ヤード・パー73>

「3日目も、2日目と同じでショットがピンについてくれました。微妙な距離のパーパットやバーディパットも入ってくれたのが良かったです。昨年、一昨年とこの大会は予選落ちをしているので、成長を感じました」と、山路晶はラウンド後に笑顔で話した。

山路は予選2日間を6アンダー7位タイで折り返した。そして決勝ラウンドに入った3日目は、8バーディ・1ボギーで回り3日間トータル13アンダーで2位に浮上。最終日は、首位の全美貞(韓国)を1打差で追いかける。

山路は、平均ドライビングディスタンスが255.42ヤードでツアー4位。イーグル数は10を数え、同1位に立っている飛ばし屋だ。だが、開催コースの小樽CCはグリーンの乗せどころがスコアを作るためには重要になる。飛ばしだけでは攻略することができない難攻不落のコース。最終日に優勝争いを演じるまでに成長したというのは、どんなところなのだろう。

「100ヤード以内のショットが課題でしたが、そこがよかったのだと思います」と山路。確かに8つのバーディのうち半分は100ヤードほどの距離を1〜2メートルに寄せていた。ドライバーの飛距離が武器を持った山路である。100ヤード以内のショートゲームの精度が上がれば、当然スコアは作りやすい。単純なことではあるが、実はこれがそう簡単ではない。

100ヤードのショットの精度を上がったとしても、バーディチャンスにつけたいと思えばショット前に不安や緊張が生じることとなる。これがプロにとっても厄介なプレッシャーとなるのだが、そこを山路は克服してきたのに違いない。「今週はグリーンがやわらかくて球が止まりやすいので、いろいろ考えて打たなくていい」と遠慮がちに話したが、練習を積み重ねて自信をつけてきたことがうかがえた。

そして、「最終日はインコースでティショットが大事なホールがいくつかあるので、そこを注意すること。そしてパー5で、もう少しバーディを獲れたらいいなと思います。自分のプレーに集中して、自分らしいゴルフができたらいい」と自分らしさを強調したことからも、自信をつけてきたことが分かる。

山路にとって今季2度目の最終日最終組での優勝争い。1度目は6月に開催されたヨネックスレディスだったが、そのときはスコアを落として9位タイに終わっている。

難攻不落の小樽CCで開催された「ニトリレディス」でこれまでに優勝してきたのは、イ・ボミ(韓国)、笠りつ子、申ジエ(韓国)、アン・ソンジュ(韓国)、鈴木愛、そして笹生優花と実力者ぞろい。そこに山路晶の名前を連ねることができるのか。最終日最終組のラウンドから目が離せない。

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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