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10ホールで7ボギー 稲見萌寧がまさかの敗戦「ズルズルいっちゃった」

<CAT Ladies 最終日◇22日◇大箱根CC(神奈川県)◇6638ヤード・パー72>

強風がコースを襲った大会最終日。首位から出た稲見萌寧は2バーディ・7ボギーの大荒れゴルフでスコアを5つ落としトータル5アンダーの2位タイ。1アンダーで回った小祝さくらに1打及ばず、無念の敗戦となった。

前日も決してよかったわけでない中で初日の貯金もあって単独首位をキープした。ところが、この日はバーディが2つ先行した前半最終ホールから悪夢の4連続。さらには16番からの3連続ボギーと流れを食い止めることはできなかった。

「前半は距離がいい感じで打てていた部分があったんですけど、後半、全部中途半端なところだったりだとか、番手がピッタリなことがなくて、そこで悩んでミスしてしまったりとか、そういう感じだったので、無理だったなという感じですね」

7番までは、東京五輪の銀メダリストが今季7勝目に向け盤石の体制を敷いたかに見えたが、誰がこんなドラマを予想しただろうか。「10番で短いパーパットを外して、そこからズルズルいっちゃったというのはありますね」と、ミスの連鎖を防げなかった。

稲見にとって、最終日を首位で迎え逆転を許したのは、6月の「宮里藍 サントリーレディスオープン」以来2度目。「とりあえず、きょう風で結構大変だったので、明日、ちょっとスイングを見直したいなって感じですね。しょうがないかなって感じです」と次戦に向け気持ちを切り替えた。

勝てるだけ勝ちたいと常々口にする稲見。今回は小祝に2週連続勝利を献上してしまったが、敗北を糧とし、さらに強くなって帰ってくるはずだ。

<ゴルフ情報ALBA.Net>