このエントリーをはてなブックマークに追加

小祝さくらが27H短期決戦制し今季4勝目! 米男子は“ツアー新記録”の死闘に【先週の主要ツアー振り返り】

■国内女子ツアー「NEC軽井沢72ゴルフ」(8月13〜15日、長野県・軽井沢72ゴルフ北コース、賞金総額8000万円※27ホール短縮競技となったためランキング加算額は75%)

悪天候のため2日目が中止となり、さらに降り続いた雨の影響で最終ラウンドも9ホール実施の計27ホール短期決戦となった大会を、小祝さくらが制した。トータル10アンダーで今季4勝目。この勝利で1080万円を手にし、賞金ランク1位の座も守った。

2位にはトータル8アンダーのサイ・ペイイン(台湾)が続いた。前週の東京五輪で銀メダルを獲得し注目を集めた稲見萌寧は、トータル3アンダーの19位タイだった。

今週は20日(金)から、神奈川県の大箱根CCで「CAT Ladies」が行われる。

■米国男子ツアー「ウィンダム選手権」(8月12〜15日、米ノースカロライナ州・セッジフィールドCC、賞金総額640万ドル=約7億850万円)

今季のレギュラーシーズン最終戦は、米ツアー史上最多となる6人のプレーオフまでもつれる死闘となった。その2ホール目にバーディを奪ったケビン・キスナー(米国)に軍配があがり、米ツアー4勝目を手にした。賞金115万2000ドル(約1億2556万円)を獲得。

日本勢は松山英樹、小平智が出場。松山はトータル2アンダー、小平はトータル2オーバーでともに予選落ち。小平は終盤に追い上げを見せたものの来季のシード権確保までは至らず、この後、下部ツアーとの入れ替え戦で21-22シーズンのフル出場権を争うことになる。

今週からツアーは、フェデックスカップポイントランキング上位125名に入った選手による、プレーオフシリーズに突入。初戦は19日(木)からニュージャージー州のリバティー・ナショナルGCを舞台に、「ザ・ノーザン・トラスト」が行われる。同ランク14位でレギュラーシーズンを終えた松山も出場する。

■米国女子ツアー「トラスト・ゴルフ・スコティッシュ女子オープン」(8月12〜15日、スコットランド・ダンバーニー・リンクス、賞金総額150万ドル=約1億6350万円)

プロ11年目の34歳、ライアン・オトゥール(米国)が最終日に8つ伸ばし、トータル17アンダーで逆転優勝。悲願の初タイトルと優勝賞金22万5000ドル(約2452万円)を手にした。

次戦は同じスコットランドにあるカーヌスティGLを舞台に、19日(木)から今季最後の海外女子メジャー「AIG女子オープン(全英女子)」が行われる。日本勢は、2019年大会覇者の渋野日向子をはじめ、畑岡奈紗、青木瀬令奈、原英莉花、古江彩佳、笹生優花、そしてアマチュアの梶谷翼(兵庫・滝川第二高3年)の7人が出場を予定している。

■欧州男子ツアー「カズークラシック」(8月12〜15日、イングランド・ロンドンGC、賞金総額125万ユーロ=約1億6000万円)

スコットランドのカルム・ヒルが5つ伸ばしトータル16アンダーで逆転。欧州ツアー初優勝を飾った。優勝賞金は18万9360ユーロ(約2423万円)。

日本勢でただ1人参戦した川村昌弘は、最終日に3バーディ・3ボギー・1ダブルボギーの「74」とスコアを2つ落とし、トータル2アンダーの55位タイで終戦した。

今週は19日(木)から、チェコのアルバトロスGLで「D+D レアル チェコマスターズ」が開催される。

<ゴルフ情報ALBA.Net>