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稲見萌寧、東京五輪へ貫禄のトップ10 ファンからの自作“金メダル”にニンマリ

<楽天スーパーレディース 最終日◇31日◇東急グランドオークゴルフクラブ(兵庫県) ◇6568ヤード・パー72>

東京五輪に自ら弾みをつけた。稲見萌寧が大舞台前最後の戦い「楽天スーパーレディース」の最終日に「66」を叩き出し、トータル12アンダー・9位タイ。トップ10に滑り込んだ。

スコアもさることながら、状態が戻ってきたことも大きい。「きのうはティショットが荒れてしまって不安ではあったのですが、いいほうに戻ってきたというほどではないですが、なんとかできるくらいはできていた」と修正。ポイントはアドレス。「基本的に右を向きやすいのですが、最近は引っかけを嫌がって左を向いていた。今度はそれが強くなり過ぎていたので調整しました」とアドレスのアライメントを直した。

予選ラウンドの2日間苦しんでいたパッティングにも復調気配。「パターの方もなんとかなったので良かった」とこちらも頼もしいコメントが飛び出した。

次戦はいよいよオリンピック。「あまり順位とかメダルは気にせず、自分の持っているゴルフのレベルを最大限に出して、その結果、上位に行けたらいいなと思います」とできること全てでぶつかっていく。

この日は子供のギャラリーから自作の金メダルを受け取る場面も。「おりんぴっくがんばってね、と書いてありました。テレビの前で応援してくださるみなさまが、立ち上がって応援してくれるようなプレーを見せたい」と日の丸を背負う戦いに向かっていく。(文・秋田義和)

<ゴルフ情報ALBA.Net>