このエントリーをはてなブックマークに追加

「36ホール回ってもいいかな」 石川遼は攻めに転じるも14位“打ち止め”に無念

<〜全英への道〜ミズノオープン 最終日◇30日◇JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山県)◇7349ヤード・パー72>

予選2日間でスコアを伸ばせず42位タイに甘んじた石川遼。「ビッグスコアを狙いたい」と攻めに転じた最終日は「67」をマーク。大きく順位を上げたが、エンジンがかかるのが少し遅かった。

「攻めのほうにシフトした」と臨んだ最後の1日。スタート2ホール目の11番パー5では「グリーンそばまで持って行ければ」と直ドラを披露。後半の2番パー5では、260ヤードの2打目を3番ウッドで振り抜き2オン。「アゲンストで届かせることができたのは収穫。ラッキーでロングパットが入ってくれた」と12メートルをねじ込みイーグルを奪った。

1イーグル・5バーディ・2ボギーと5つ伸ばして14位まで浮上。悔やまれるのは攻めきれずに終わった予選2日間と、大雨のため“なくなってしまった”もう18ホール。初日が悪天候のため中止となり、今年2度目の54ホールへの短縮となった本大会。月曜日に「全米オープン」予選会で36ホールをプレーしたばかりだが、「72ホールやりたい。1週間で2回、36ホール回ってもいいかな」と笑うほど調子は上がってきていた。

アマチュアとして優勝した14年前は最終日に36ホール。2019年に優勝した「日本プロゴルフ選手権」でも、最終日に36ホールをプレー。「日本プロで勝ったときも前半ですごいスコアを落としたけど、たまたま挽回できた。自分が有利とまではいかないけど、実力が出るのであればプラスになる」と、力を測るためにももう18ホールやりぬきたかった。

来週の「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」は、全米オープン前、最後の試合。今週のぶんまでビッグスコアを狙いたい。(文・谷口愛純)

<ゴルフ情報ALBA.Net>

【関連記事】