メキシコシティを舞台に戦われていた世界選手権シリーズだが、今年は新型コロナ感染拡大の影響からフロリダ州ブラデントンに舞台を移しWGC・ワークデイ・アット・コッセンションとして開催、世界の強豪72名が賞金総額1050万ドル(約11億円)を懸けて4日間の熱戦が繰り広げられる。
日本勢は松山英樹とともに参戦する稲森佑貴が、18、20年の日本オープン覇者、26歳の新鋭が参戦するとPGAツアーのインターナショナル部門で紹介された。
稲森にとっては今年初の公式試合。「勝ちたいと言いたいが、先ずは4日間を通じて良い戦いをして、日曜日にはチャンスのある位置につけたい。この2ヶ月は家で練習、トレーニング、そしてプレーもして過ごして居た」と稲森は話す。
米ツアーにはこれまで18年にWGC-HSBC選手権に参戦(73位)、19年にはソニーオープンと初のメジャー、全英オープンにも参戦した。
「日本オープンに勝ったことはとてもうれしかったが、まだまだたくさんやらなければならないことがある。この大会に出場できると分かったときはすごく興奮した。WGCの一度目の参戦の結果はとても残念だったが、そこで学んだことを生かしたい」
目指すは松山英樹、小平智らのように米ツアーで戦うこと。「彼らのPGAツアーでの活躍をみて、自分のコースマネジメントや練習方法を彼らのように変えた。いつかPGAツアーで戦ってみたい」と意気込んだ。(文・武川玲子=米国在住)
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