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“手術を勧められる”ほどの故障を抱えながらプレー 大西葵が地元大会で2位好発進

<伊藤園レディス 初日◇13日◇グレートアイランド倶楽部(千葉県)◇6741ヤード・パー72>

千葉県我孫子市出身の大西葵が、故障を抱えながらも地元大会で首位と2打差の5アンダー・2位タイと好発進した。

ラウンド中にはトレードマークの笑顔もこぼれた【大会フォト】

右手に巻かれたテーピングが痛々しい。だがそんななか、後半11番から4連続バーディを奪うなどスコアを伸ばし一気に上位へと躍り出た。「先週ひさびさにアンダーが出て(2日目に『65』)、バーディが獲れるようになってきた。最近にしてはいいですね」と納得のいくラウンドとなった。

だが、2戦前の「富士通レディース」で棄権の原因にもなった右手親指付け根の状態は、決して芳しいものではない。「骨と骨がぶつかっているみたいで。様子を見ながらプレーするしかないですね」という患部は、医者から手術も勧められているほどだ。

それでも、現在は痛み止めを服用するなどしてツアーへの出場を続けている。「(患部を)切りたくはない」という本音もこぼれてくる。その気持ちは日ごろから仲のいい藤田光里から、2018年に左ひじにメスを入れてから苦労している話などを聞くことでも強まっているという。

快晴のなか行われた初日は、気温も上がったことで「怖さはなかった」という状態のなかプレーできた。当初は「打てないくらい痛かった」という状況にまで陥っていたが、今では「開き直って打ち込んでます」と言えるくらいまでには戻ってもいる。「今年の試合が終わったら考えます」。その状態が続くことを、今は願うばかりだ。

初シードを獲得した今季は、開幕戦となった6月の「アース・モンダミンカップ」で10位タイに入るなど、ここまで約743万円を稼いで、賞金ランク52位。これからの目標は「リコー(年内最終戦のJLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ)に行くこと」だ。現時点で大西が出場権を得るためには優勝、もしくは賞金ランク30位以内に入ることが条件となる。宮崎行きのチケットを目指し、ひとまず今は歯を食いしばってプレーを続ける。(文・間宮輝憲)

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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