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「チャンスをつかめないことが多い」 2位終戦の小祝さくらに芽生えた“日本タイトル”への意識

<日本女子オープン 最終日◇4日◇ザ・クラシックゴルフ倶楽部(福岡県)◇6761ヤード・パー72>

「2位で終わって、今は悔しいということしか思いつきません」。トップの原英莉花との4打差の逆転を目指し最終日をスタートした小祝さくらだったが、その背中を最後まで追い越すことはできなかった。

6バーディ・2ボギーの「68」。トータル12アンダーまでしっかりとスコアを伸ばした。「スタート前は前半で2打差にもっていければと思っていましたが、最初、出入りが激しいゴルフになってしまいました」。

2番パー4では、バンカーからのセカンドショットで「本当は6番アイアンの距離だったけど、あのライだと届かないと思って」とユーティリティを選択。しかしこれがトップしてしまい、グリーンをとらえられなかった。ここでボギーを喫すると、その後はバーディ、ボギー、バーディ。1番のバーディの後、パーで耐えていた原になかなか近づくことができない展開となった。

9番でバーディを奪うと、後半にも3つ伸ばして同組の同級生を追走した。しかし、原も11番から3連続バーディと調子を上げ、決して手綱を緩めない。結局、差は縮まらず。スタート時にあった4打差のまま18ホールを終えた。

「英莉花ちゃんもすごくいいプレーをしていたので、相当頑張っても追いつけませんでした」。まずは終始安定したプレーを見せた原を讃えたが、なによりも悔やんだのはダブルボギー1つを叩くなど「73」で終えた3日目のプレーだった。「なんでこんなダボを叩くんだろう…」。納得がいかない形でのスコアロスが、最後まで重くのしかかった。「メンタルや技術がまだまだ。明日からまたしっかり練習して頑張りたいです」。

初日のラウンド後。日本一の称号がかかった公式戦を戦う意識について聞かれた時、「メジャーということを忘れていました」とおっとりとした口調で話していた小祝。しかし、この雰囲気のなか優勝争いをし、そして敗れたことで、意識に少し変化が訪れた。

「今年は(畑岡)奈紗ちゃんや海外の選手がいなくて例年とは違ったけど、日本タイトルということは変わらない。チャンスはあったのに。そのチャンスをつかめないことが私は多いですね」

今年9月の公式戦「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」でも優勝争いに絡みながら、6位タイに終わった。メジャー2戦連続惜敗の末に芽生えた、ビッグタイトル獲得への意識。この悔しさを糧に、次こそは自らの手でつかみとる。(文・間宮輝憲)

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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