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DJがヒゲを剃って験担ぎ? 7打差逆転なるか!?

世界ゴルフ選手権シリーズの「WGC-フェデックス・セントジュード招待」第3ラウンド。午前11時10分にDJことダスティン・ジョンソン(米国)が1番ティに現れると、一瞬誰だか分からなかった。前日まではトレードマークのヒゲをたくわえプレーしていたが、この日はすべて剃り落としてすっきりした顔で登場した。どうやら朝、コースに出る前に突然剃ったらしい。

DJがヒゲを剃り落とすのはこれが初めてではない。本人がいうには「ビッグラウンドの前にはそういう気分になる」のだというから一種の“験担ぎ”のようなものらしい。2016年には「全英オープン」で9位、次戦の「RBCカナディアンオープン」で2位に入った後に参戦した「全米プロゴルフ選手権」にはヒゲを剃って登場。しかし結果は予選落ちに終わっているから、“グッドラック”とはならなかったようだ。

今回は第2ラウンドから2日連続で「68」と伸ばし通算5アンダー。それでも順位は17位対と二つ落とした。DJにとって今大会はWGCになる前だが12年、18年と2度勝利した得意コースだ。

6月のツアー再開後、「トラベラーズ選手権」で勝利。ところがその後は「メモリアル・トーナメント」で2日連続の「80」を打って予選落ち。翌週の「3Mオープン」は途中棄権。「腰痛」の悪化とみられたが「ケガじゃない。少し硬くなっていただけ」とDJ。

最終日は首位のブレンドン・トッド(米国)とは7打差。“験担ぎ”が効力を発揮するかの? 追い上げに期待。(文・武川玲子=米国在住)

<ゴルフ情報ALBA.Net>