このエントリーをはてなブックマークに追加

プレーオフまで残り3試合! ビッグネームたちが勝ち進めない危機に

マイケル・トンプソン(米国)が7年ぶりのツアー勝利で幕を閉じた米国男子ツアー「3Mオープン」。これで今季2019-20シーズンのフェデックスカップ・プレーオフまで残すところ3試合となったが、勝ち進めない危機に面しているビッグネームたちはここからが正念場となる。

現在ポイントレースのトップを走るのは今季2勝を挙げているジャスティン・トーマス(米国)。続いて2位にウェブ・シンプソン(米国)、3位にイム・ソンジュ(韓国)、4位にブライソン・デシャンボー(米国)、5位にローリー・マキロイ(英国)がつけている。

先週世界ランキング1位の座についたジョン・ラーム(スペイン)は8位で、日本の松山英樹は18位、そしてタイガー・ウッズ(米国)は45位につけている。

今季からプレーオフは3戦、レギュラーシーズン最終戦の「ウィンダム選手権」(8月13〜16日)終了時点で上位125位が初戦のノーザントラスト(8月20〜23日)に進み、2戦のBMW選手権(8月27〜30日)は上位70位、そして最終戦のツアー選手権(9月4〜7日)はトップ30位が出場するのは例年通り。

3Mオープンで予選落ちを喫したブルックス・ケプカ(米国)は現在155位と低迷、昨年の全英覇者のシェーン・ローリー(アイルランド)は149位、セルジオ・ガルシア(スペイン)は130位、ジャスティン・ローズ(英国)は現在127位と圏外に甘んじている。

パンデミックの影響で多くの欧州勢がまだPGAツアーにカムバックしていないから、そういう意味では不利なポイントレース。ルーク・ドナルド(187位)、フランチェスコ・モリナリ(イタリア)は189位、ヘンリク・ステンソン(スウェーデン)も211位に低迷する。

来季のシード権は今年のステイタスがそのまま保持されるが、やっぱりプレーオフにはビッグネームが揃って欲しい。米国での2週間の待機要請が解除されて少しは渡米しやすくなった。WGC、そしてメジャーの全米プロ選手権とポイントの高い2試合が続くだけに、ビッグネームの追い上げにも注目だ。(文・武川玲子=米国在住)

<ゴルフ情報ALBA.Net>