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プレミアゴルフリーグが再び活動開始 ミケルソンらはどうする?

世界のゴルフツアーがようやく“パンデミック”から再開を始めたばかりだが、プレミアゴルフリーグも同じく活動を開始したようだ。

世界のスター選手を集めてF1のような豪華な賞金を用意し、個人戦とチーム戦を戦うという“プレミアゴルフリーグ”。3月に新型コロナウイルス感染拡大の影響でPGAツアー、欧州ツアーと世界のゴルフが中断してからすっかり姿を消していたのだが、トップ選手に誘致の正式レターを送ったと、英国のガーディアン紙が伝えている。

受け取ったのはフィル・ミケルソン(米国)、アダム・スコット(オーストラリア)、ヘンリク・ステンソン(スウェーデン)、ジャスティン・ローズ(イングランド)、リッキー・ファウラー(米国)、ポール・ケーシー(イングランド)。すでに不参加の意志を表明しているブルックス・ケプカ(米国)にも送られたよう。ローリー・マキロイ(北アイルランド)、ジョン・ラーム(スペイン)も不参加を表明していたので、計画は頓挫したのかと思われたが、どうやらそうではなさそうだ。

また、プレミアゴルフリーグは欧州ツアーにもコンタクトしたようだがが「我々は今は今年のスケジュールを進めることしか考えられない」と欧州ツアーの広報は話している。

ところが実際には9月の「ライダーカップ」も来年に延期となり、欧州ツアーが経済的に苦境に立たされているのも事実。プレミアゴルフリーグはパートナーを申し入れるのではとみられる。

PGAツアーのジェイ・モナハン会長は1月に「プレミアゴルフリーグかPGAツアーか、選手はどちらかを選ばなければならない」と協力体制は取らないことを発表している。

ようやく世界でツアーが再開したばかり。今は新リーグよりも安全にトーナメントが進んでいくことを祈るばかりなのだが、今後のプレミアゴルフリーグ、選手らの行動にも注目だ。(文・武川玲子=米国在住)

<ゴルフ情報ALBA.Net>