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タイガー・ウッズ、次週の「WGC-フェデックス・セントジュード招待」に参戦せず

タイガー・ウッズ(米国)は、次週の世界ゴルフ選手権「WGC-フェデックス・セントジュード招待」(7月30日開幕・テネシー州)に出場しないと自身のツイッターで発表。「全米プロとフェデックスカッププレーオフに向けてベストな準備をしたい」とコメントした。

「全米プロゴルフ選手権」は8月6日、カリフォルニア州サンフランシスコのTPCハーディング・パークで開幕する。

「年に4度のメジャーに、自分のピークを合わせる」のがタイガーの最大の目標で、通常はメジャー大会の前週は試合に出ないのが調整法。ただし、2007年にフェデックスカップが始まってからは全米プロ前週に得意としていたファイアーストーンCC(オハイオ州)での「WGC-ブリヂストン招待」(現・WGC-フェデックス・セントジュード招待)が開催されるスケジュールになった。

過去に2度の大会3連覇を含む8度の勝利を挙げたコースにはメジャー前週となっても出場していたタイガー。それだけに今年はこのセントジュードへの参戦も期待されたのだが、残念ながら叶わなかった。

ちなみにこのセントジュードにはタイガーは参戦したことがない。昨年から全米プロが5月開催になり、WGCシリーズに昇格したことから期待がかかったが、結局「全英オープン」の翌週の開催と厳しいスケジュールとなり、タイガーは出場しなかった。

6月のツアー再開後は先週の「メモリアル・トーナメント」に出場しただけで、2019-20シーズンで戦ったのはここまで4試合のみ。19年10月の「ZOZOチャンピオンシップ」での優勝もあり、フェデックスカップランキングは現在41位につけているが、30位までが出場できる最終戦の「ツアー選手権」まで進むにはポイントを稼がなければならない。

全米プロの会場、TPCハーディング・パークは05年に「WGC-アメリカンエキスプレス選手権」が開催され、タイガーとジョン・デーリー(米国)がプレーオフとなり、タイガーが勝利している。次週はゆっくりと調整し、メジャー16勝目を目指す。(文・武川玲子=米国在住)

<ゴルフ情報ALBA.Net>