このエントリーをはてなブックマークに追加

コロナ陽性からカムバック C・チャンプは3アンダー・46位発進

キャメロン・チャンプ(米国)が「ロケット・モーゲージ・クラシック」の会場であるデトロイトGCに到着したのは、現地時間午後2時10分スタートのわずか2時間前だった。

6月23日にコロナの「陽性」反応だったチャンプは、その後3日続けて陰性が確認された。PGAツアーは「陽性」反応のあと、無症状でなおかつ24時間以上間を置いての検査で2度の「陰性」が確認された場合は、試合に復帰できると方針を改正した。

チャンプがその知らせを聞いたのは開幕前日の水曜日、テキサス州ヒューストンの自宅だった。すぐさま出場を決めたチャンプが移動したのは初日の朝。無事にデトロイトに降り立つとそのままコースへと直行した。

再度、コロナの検査を受けて、大会の登録を済ませると準備はわずか1時間。「それでも十分だった」と定刻通りに無事スタートした。10番から出て12、13番と連続ボギーでスコアを落としたが、14番パー5で2オンしてバーディにすると流れが変わった。17、18番も連続バーディ。後半は2つ伸ばして「69」でフィニッシュし、3アンダー・46位タイで初日を終えた。

「医療のエキスパートと何度も話してきたが、僕が一度もコロナに感染していなかったことは明確だ」とチャンプ。PCR検査の正確性は70%前後と言われ、“偽陽性”の可能性が指摘されていた。

「ツアーが柔軟に対応してくれて、こうしてプレーできてよかった」と感謝し、2日目の追い上げに期待をかけた。(文・武川玲子=米国在住)

<ゴルフ情報ALBA.Net>