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騒動に決着? 下部ツアー参戦のシン批判に対し謝罪

米国男子下部のコーン・フェリーツアーで戦う35歳のブラディ・シュネル(米国)がビジェイ・シン(フィジー)を「クズ野郎」と呼んで批判したことに対して、謝罪のツイート。「昨日は敬意を欠く発言だった。たいへん申し訳ないと思っている」と発信した。

事の発端は57歳、大ベテランのシンが6月のコーン・フェリーツアーにエントリーしたことだった。

米国男子ツアー34勝、海外メジャー3勝のシンだが、6月のPGAツアー再開の初戦、「チャールズ・シュワブ・チャレンジ」(6月11〜14日・テキサス州)に出場資格がないことから、同週に再開される下部ツアーに出場すると決めた。PGAツアーメンバーが、大会に出場できない場合に限り下部ツアーへの参戦はルールとして認められている。

ところがこれに対しシュネルが、PGAツアーを目指す若い選手から出場権を奪うものとして噛みつき「クズ野郎だ!」とツイート、大炎上となった。賛否両論がある中でベテラン勢のフィル・ミケルソン、デービット・デュバル(ともに米国)らが「ビジェイは資格がある。何が悪いんだ!」とシンの参戦を擁護し、騒動となっていた。

これらを受けてシュネルは「僕の主張を伝えるためにはもっと違った方法をとるべきだった。今回のことで大きく学び今後はよりよい人になりたい。ツアー再開をとても楽しみにしている」とツイートした。

「コーン・フェリー・チャレンジ」が開催されるのはPGAツアー本部のお膝元、「プレーヤーズ選手権」が開催されるTPCソーグラスのダイズ・バレーコース。同地に住むシンにとってはホームコース。シニアのPGAツアー・チャンピオンズの再開は7月末と1カ月先のためシンは出場を決めたようだが、今回の騒動にはここまで無反応、レジェンドは大人の対応のようだ。(文・武川玲子=米国在住)

<ゴルフ情報ALBA.Net>