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コース内に世界遺産!? 今週見られるはずだった…男子の国内開幕戦あれこれ

1月の「SMBCシンガポールオープン」から早3カ月。今週は「東建ホームメイトカップ」で国内男子ツアーの本格開幕を迎えるはずだったが、新型コロナウィルス感染拡大の影響で中止となった。

今年は試合を見ることがかなわないため、来年の開催を楽しみに大会についておさらいしよう。三重県の東建多度カントリークラブで行われている本大会は、昨年で第27回目を迎えた。初代王者は大会2勝の飯合肇。歴代覇者にはジャンボこと尾崎将司や芹澤信雄、片山晋呉や谷口徹などが名を連ねる。

大会の恒例行事といえば、シーズン本格開幕にふさわしい“鏡開き”。地元の多度大社による雅楽の演奏と舞が披露される。鏡開きには大会主催者や前年覇者、選手会長のほかにも、大会のイメージキャラクターでもある豪華俳優陣らも登場。18年大会では、俳優の中村雅俊さん、渡辺裕之さん、石原良純さんらとともに、JGTO青木功会長、選手会長の石川遼と前年チャンプのリャン・ウェンチョンが並び、大会の成功を祈願した。

その18年大会では、米ツアーから戻ってきた石川は6年ぶりの参戦。最終日に首位と4打差から1打差まで迫り、優勝争いを演じたことが記憶に新しい。そして、その追い上げを振り切って初優勝を手にしたのが重永亜斗夢だった。

そして、大会名物は鏡開きのほかにもうひとつ。東建多度カントリークラブのコース内には見所が散りばめられている。クラブハウス前にヘリポートがあったり、池に真っ白なクルーザーが浮かんでいたり、世界遺産を模した茶店があったり、ホール内に太鼓橋がかかっていたり。観戦しながらちょっと変わった風景が楽しめる。

また、自然豊かで野鳥も多く生息している本コース。バードウォッチングにももってこいだが、過去には野鳥に“からかわれて”しまった選手も…。そんなトラブルを乗り越えて優勝した選手が歴代覇者の中にいるのだが、ご存じだろうか?

【歴代優勝者】

2019年:B・ジョーンズ

2018年:重永亜斗夢

2017年:梁津萬

2016年:金庚泰

2015年:M・ヘンドリー

2014年:宮里優作

2013年:塚田好宣

2012年:B・ジョーンズ

2011年:高山忠洋

2010年:小田孔明

2009年:小田孔明

2008年:宮本勝昌

2007年:上田諭尉

2006年:W・パースキー

2005年:高山忠洋

2004年:藤田寛之

2003年:A・ストルツ

2002年:谷口徹

2001年:片山晋呉

2000年:芹澤信雄

1999年:尾崎将司

1998年:飯合肇

1997年:尾崎将司

1996年:金子柱憲

1995年:T・ハミルトン

1994年:C・ウォーレン

1993年:飯合肇

<ゴルフ情報ALBA.Net>